中外製薬「5つの強み」
中外製薬は、独自の価値の源泉をステークホルダーの皆さまから認識・理解いただくため、「5つの強み」を特定しています。これらは、定量的で比較可能な情報・データのもと、患者さんへの価値や競争優位性の観点で評価分析を行ったものです。また、今後の価値創造に向けては、強みをさらに進化させる取り組みもそれぞれ特定しており、価値創造の源泉を継続的に強化していきます。
中外製薬は、独自の抗体エンジニアリング技術の進展をはじめ、低分子や中分子など多様な創薬モダリティ*4での研究基盤を背景とした、高い創薬力が世界的に評価されています。また、疾患バイオロジーへの深い理解に努め、独自の創薬技術による革新的な医薬品の開発に注力。国内抗体医薬品市場ではNo.1のプレゼンスを誇っています。
革新的な研究開発プロジェクトを連続的に創出し、これまで6つの自社創製医薬品が9回にわたり米国食品医薬品局(The U.S. Food and Drug Administration:FDA)から「画期的治療薬(Breakthrough Therapy)*3」に指定されるなど、その創薬力は世界的に高い評価を受けています。
- *1 Copyright © 2024 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2023年12月MATをもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による
- *2 薬価未収載(政府への納入)の製品を除く
- *3 重篤または致命的な疾患や症状を治療する薬の開発および審査を促進することを目的に、2012年7月に米国食品医薬品局(FDA)にて導入された制度
- *4 医薬品の物質的な種別のこと。(低分子医薬品、抗体医薬品、中分子医薬品など)
2002年に世界有数の製薬会社であるロシュ社と、中外製薬の自主独立経営を維持する戦略的アライアンスを締結。ロシュ・グループの有望な医薬品を日本国内に効率的に導入するとともに、ロシュ・グループの強力な研究基盤や、開発・販売におけるグローバルプラットフォームを活用することで、世界の患者さんへ自社創製品を効率的にお届けしています。
アライアンス締結以降、ロシュ社からの製品導入を進めた結果、製品ラインアップや開発パイプラインが拡大し、がん領域では国内売上シェアNo.1のポジションを獲得*5。安定した収益基盤を得ることで、革新性の高い技術・創薬への集中投資が可能になりました。
- *5 Copyright © 2024 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2023年12月MATをもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による
自社創製品とロシュ社からの導入品により、中外製薬の開発パイプラインは国内トップクラスの充実度を誇っており、これらの新薬を効率的・安定的に生産する技術・体制も整備。革新的な医薬品を継続的に提供する基盤となっています。
中外製薬は、患者さんの遺伝子情報などに応じて治療計画を立てる「個別化医療」の国内パイオニアとして、その進展に貢献してきました。現在では、より高度で、患者さん一人ひとりに最適な治療を行う次世代の個別化医療を牽引すべく、ゲノム解析技術を駆使した個別化医療の提供やがんゲノム医療の進展などに取り組んでいます。
- *6 固形がんに対する遺伝子変異解析プログラム(がんゲノムプロファイリング検査用)および体細胞遺伝子変異解析プログラム(抗悪性腫瘍薬適応判定用)の2つの機能を併せ持つ、国内で初めてのがん遺伝子パネル検査
- *7 血液検体を用いた固形がんに対する包括的ゲノムプロファイリングと、国内で承認された複数のがん治療薬に対するコンパニオン診断機能を併せ持った国内初のがん遺伝子パネル検査
- *8 国内の既承認薬剤数(2024年5月1日時点)
中外製薬は、各領域における高い専門性を背景に、エリアごとの多様化するニーズにきめ細かく対応できるソリューション提供体制を構築。チーム医療の推進や地域医療連携の促進に向け、各種情報提供や勉強会の開催、行政と連携した啓発活動などに努めています。また、医薬品の適正使⽤を推進し医療現場で安心して使用いただくために、業界をリードする医薬安全性マネジメント体制を構築し、安全性情報の収集・評価・提供を行っています。こうした患者中心の取り組みは、医療関係者の皆さまからの高い支持につながっています。
- *9 MCI DIGITAL『医師版マルチメディア白書2023年春号』 がん診療医師対象 インターネット総合1位」に基づく
- *10 インテージヘルスケア「2023安全性情報ニーズ把握のためのアンケート調査」の全回答者合計結果に基づく