中外製薬は、これまで培ってきたバイオを始めとした独自のサイエンス力・技術力に、最先端のデジタル技術を掛け合わせることで、自らのビジネスを変革し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供します。それが、CHUGAI DIGITALです。
お知らせ
2020/11/26 オンラインイベント「CHUGAI DIGITAL DAY ヘルスケア×デジタルの2030未来予想」を11月27日に開催します。なお、定員に達したため参加申し込みは締め切りました。
CHUGAI DIGITAL ロゴに込めた想い

中外製薬が今、
デジタルに取り組む理由
デジタルは、これまでの当たり前を変えていく
ひとつの新薬を開発するのにかかる期間は10年以上とも言われています。また、新薬開発の成功確率は年々低下し、開発コストは増加の一途を辿っています。
中外製薬は、AIを始めとした最先端のデジタル技術の活用によって、多様かつ大量のデータを取得・解析することで創薬プロセスを革新し、この常識を変えていきます。
患者さんに寄り添う医療を追求する
中外製薬は患者さんの遺伝子情報などに応じて治療計画を立てる「個別化医療」の国内パイオニアとして、その進展に貢献してきました。
ゲノムデータ、リアルワールドデータ、デジタルバイオマーカー等の複数のデータを組み合わせて解析することで患者さんの状態をより深く理解し、一人ひとりに最適な治療を行う次世代の個別化医療を牽引していきます。
CHUGAI DIGITAL VISION 2030
中外製薬は2030年を見据えた「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を掲げています。

3つの基本戦略によって中外製薬のビジネスを変革し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供します。
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デジタル基盤の強化
ソフト・ハード両面の基盤構築に取り組みます。ロシュ・グループと連携しながら、社内の各種データの統合や解析基盤構築を通じてグローバル水準のIT基盤の確立を目指します。さらに、データサイエンティストやデータエンジニアを始めとしたデジタル人財の採用や育成を積極的に進めると共に、社員の自由な発想やチャレンジを形にする仕組みを設け、新しい価値創出の基盤を確立していきます。
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すべてのバリューチェーン効率化
AIやロボティクス、AR/VR等のデジタル技術を活用し、各部門・各機能のプロセスの大幅な効率化を目指します。また、デジタルを活用した高度な情報提供やコミュニケーションを促進し、患者さん・医療関係者の皆さまの治療支援に貢献していきます。
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デジタルを活用した
革新的な新薬創出(DxD3*)3つの取り組みを軸に、中外製薬にしかできない真の個別化医療を目指します。
- AIを始めとした先端技術の活用による新規医薬品候補の創出や創薬の成功確率向上といった研究プロセスの劇的な変革
- ウェアラブルデバイス等で取得する患者さんの生体データを基にした新たな価値の提供
- ゲノムデータやリアルワールドデータの解析を通じた臨床開発プロセスの刷新
*Digital transformation for Drug Discovery and Development
DxD3*の取り組み
3つの取り組みを軸に、中外製薬にしかできない真の個別化医療を目指します。
*DxD3…Digital transformation for Drug Discovery and Development
デジタルを活用した革新的な新薬創出
デジタルバイオマーカーへの取り組み
ウェアラブルデバイスから取得される大量の生理的データの分析や、デジタル技術を用いた新たな健康指標の創出に取り組むことで、疾患をより深く解き明かし、患者さんにとっての医薬品の真の価値を証明していきます。

リアルワールドデータの利活用
医療データをはじめとしたビッグデータを活用することで、これまで臨床試験だけでは分からなかった実診療における患者さんの状況や医薬品の有用性を理解し、一人ひとりに最適な治療を迅速に提供できるヘルスケアサービスを実現します。

PEOPLE
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志済 聡子
執行役員 デジタル・IT統轄部門長1986年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。官公庁システム事業部、ソフトウエア事業部等で部長を歴任後、IBM Corporation (NY) に出向し、 帰国後2009年に執行役員公共事業部長に就任。その後も執行役員としてセキュリティー事業本部長や公共事業部長を歴任。2019年、当社初の女性執行役員として中外製薬に入社。「社外のパートナーやデジタル人財との協創により、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指します」
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中西 義人
デジタル戦略推進部長専門は分子生物学。2005年、鎌倉研究所にバイオロジーの研究員として新卒入社。10年以上創薬研究に従事し、博士号取得。米Genentech社ではバイオマーカーを研究。30代でデジタル戦略推進部長に就任する以前は、抗がん剤開発のグローバルプロジェクトリーダー/ライフサイクルリーダーとして部門横断チームを率いる。「ビジネス×デジタルで新しい価値創造をリードします」
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寺本 礼仁
研究本部 創薬基盤研究部エレクトロニクスメーカーから転職し、2010年にキャリア入社。バイオインフォマティクスを専門としたデータサイエンティストとして、機械学習技術を用いた予測モデルを医薬品の研究開発プロセスに活用すべく取り組んでいる。薬やバイオの知識は入社してから身につけた。「創薬研究は人の命を救うことにつながっていきます。自分の好きな技術を使って、患者さんによりスピーディに薬を届けたいです」
PARTNERS
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ロシュ社はスイスのバーゼルに本拠地を置く世界有数の製薬企業です。デジタル技術を活用した個別化医療においても世界をリードしています。中外製薬は2002年に戦略的アライアンスを開始しました。
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Preferred Networksは深層学習などの最先端技術に強みを持つ、AI技術の世界的リーディングカンパニーです。中外製薬は医薬品・サービスにおける新たな価値創出を目的とし、2018年に包括的パートナーシップ契約を締結しました。
ニュースリリース「Preferred Networks との包括的パートナーシップ契約締結について」(2018年7月26日)[PDF 245KB]
MOVIE
CAREERS
中外製薬は、デジタル技術を活用し、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指す仲間を募集しています。