
健康経営
- 社員のウェルビーイング
基本的な考え方
社員一人ひとりが輝くための基盤は、健康
中外製薬では、社員一人ひとりが心身ともに健康で元気に、そして働きがいとやりがいを持って仕事に取り組める環境こそ成長の基盤ととらえ、「個人の健康」と「組織の健康」を同時に追求するという健康経営に注力しています。また、当社はライフサイエンスに関わる企業であることから、人体に影響の大きい物質を扱う機会が多いため、社員の安全確保を最重要課題の一つと位置づけています。さらに、安全衛生と環境保全が密接に関連するという認識に基づき、これらを統合した、EHS(環境、安全衛生)マネジメント体制を構築し、運用しています。EHSの統合的な推進のために環境安全衛生ポリシーを設定し、社員の安全と健康を守りつつ環境保全にも配慮した全社的な取り組みを推進しています。
取り組み
目指す姿は、誰もが充実して働き続けられる環境の実現
- 健康保持・増進に向け、社員へ積極的な働きかけと職場環境改善に取り組むことで、社員一人ひとりが自律的に健康維持・改善に努め、誰もが充実して働き続けられる環境の実現を目指しています。
- 「がん対策」「生活習慣病対策」「メンタルヘルス対策」「ヘルスリテラシー向上」「職場の身体的安全」「職場の心理的安全」の6つを健康経営重点項目として定めています。
- 中外製薬グループ各社・労働組合、中外製薬健康保険組合が三位一体となって健康経営の取り組みを推進することで、誰もが充実して働き続けていることを目指します。
重点項目と目標

健康経営の実現に向けて
重点項目の6項目に関して、中期経営計画TOP I 2030にあわせた中長期目標を設定。その達成を通じて健康経営を実現していきます。

がん
早期発見・早期治療、がんと就労の両立支援を目標として、各がん検診受診90%以上、再検査受診率95%以上等を目標値に推進します。
生活習慣病
生活習慣病ハイリスク者への対策、予備群の悪化抑制、正常群70%以上、喫煙率0%等を目標に推進します。
メンタルヘルス
職場環境による高ストレス者率や長期休業者率をモニタリングし、予防・早期発見と安定した復職への支援を目標に推進します。
ヘルスリテラシー
健康に対する意識改革、行動変容の勧奨を目的に掲げ、社員のために会社としてさまざまな取り組みを推進します。
職場の身体的安全
安全の確保と労働災害の防止、健康の保持増進、快適な職場環境の形成に積極的に取り組んでいます。また、環境と安全のマネジメント体制を構築し、EHS活動を効果的に推進しています。
職場の心理的安全
健全な組織の増加、働きがいのある組織風土の醸成を目標に推進し、ワークエンゲージメント等の指標を継続的にモニタリングしています。
社員の安全の確保・健康の保持増進、快適な職場環境の形成に注力
「従業員の安全の確保は、すべての業務に優先する」という方針のもと、安全の確保と労働災害の防止、健康の保持増進、快適な職場環境の形成に積極的に取り組んでいます。
また、環境保全と労働安全衛生の統合マネジメントシステムを導入し、EHS(環境、健康・衛生、安全)活動を効果的に推進しています。
教育・研修
環境・安全衛生の観点からEHSリスク評価を行い、職場の潜在的なリスクを見つけ出し、それらを管理・低減するための対策を策定・実施。EHSリスク評価の意義の周知、評価技術の維持・向上に努めています。