目標と取り組み
中長期的な視点をもって健康経営目標を設定し、安全衛生活動を継続的に推進しています。
中期健康経営目標2030
安全衛生活動基本姿勢に基づき、環境安全衛生(EHSマネジメント)体制下で安全衛生活動を推進していく中で、課題を特定・評価し、優先順位の高い6項目を健康経営の重点項目(がん、生活習慣病、メンタルヘルス、ヘルスリテラシー、職場の安全、組織風土)として定め、2030年を最終年とした中長期目標を設定し、その実現に向けて活動を展開しています。
重点項目 | 目標 | KPI |
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がん | 早期発見 早期治療 両立支援 |
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんのがん検診受診率90%以上 再検査受診率95%以上 両立支援制度のマネジメント層認知度100% |
生活習慣病 | ハイリスク者対策 予備群の悪化抑制 予備群への移行抑制 |
ハイリスク者1%未満維持 予備群からハイリスク者への移行率1%未満 正常群70%以上 |
メンタルヘルス | 予防・早期発見 復職支援 |
高ストレス者の面談希望率:受検者の2%以上 安定復職率80%以上維持 |
ヘルスリテラシー | 意識改革 行動変容への勧奨 |
各事業所での講演会実施率100% 生活習慣病ハイリスク者の再検査未受診率0% |
職場の身体的安全 | 安全衛生リスク低減 意識向上 |
業務上の重大事故ゼロ EHS監査計画に対する実施率100%維持 啓発活動を全社、事業所で実施 |
職場の心理的安全 | 健全な組織の増加 働きがいのある組織風土醸成 |
ストレスチェック 健康総合リスク120以上組織5%以下 社員を活かす環境:好業績企業レベル |
健康経営活動目標/計画
中期健康経営目標達成に向け、年次の活動目標/計画を定め、その結果を評価し、翌年に反映することにより健康経営活動を継続的に推進しています。
健康経営推進活動の実績
(2024年実績は3Q公開予定)
テーマ | 2022年 | 2023年 |
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がん | がん検診受診率:胃がん88%、大腸がん91%、肺がん98%、乳がん91%、子宮頸がん78% がん再検査受診率:79% |
がん検診受診率:胃がん88%、大腸がん92%、肺がん99%、乳がん98%、子宮頸がん77% がん再検査受診率:81%* |
生活習慣病 | 正常群:64.5% 特定保健指導参加率:80.2%(2021年実績) ハイリスク者産業医面談実施率:100% 適正体重維持率:66.0% 高血圧者の治療率:88.2% |
正常群:64.9% 特定保健指導参加率:80.3%(2022年実績) ハイリスク者産業医面談実施率:100% 適正体重維持率:66.8% 高血圧者の治療率:86.5% |
メンタルヘルス | ストレスチェック受検率:91.6% 高ストレス者率:6.2% |
ストレスチェック受検率:91.3% 高ストレス者率:6.0% |
喫煙 | 喫煙率:10.6% | 喫煙率:7.9% |
ヘルスリテラシー | 事業所講演会実施率:62% | 事業所講演会実施率:83% |
職場の身体的安全 | 監査実施率:100% | 監査実施率:100% |
* がん再検査受診施策:がん検診で要再検査と判定された社員に直接アプローチする取り組みとして2022年より開始。受診勧奨に加えて、希望に応じてがん臨床経験のある看護師との面談をすることで、前向きに受診に向き合える環境を整備(2023年投資額:¥400万/年)
健康診断・研修の実績
施策名 | 2022年 | 2023年 |
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健康診断 | 受診率:100% | 受診率:100% |
研修 | テーマ:がん 受講人数:88.3% 理解度テスト受講率:100% |
テーマ:生活習慣病 受講人数:82.0% 理解度テスト受講率:100% |
健康経営目標指標推移
測定項目 | 測定方法 | 2022年 測定値 |
2023年 | |
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測定値 | 測定人数 (回答率) |
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プレゼンティーズム(点) | SPQ | 80.2 | 79.8 | 6,111人 (91.3%) |
アブセンティーズム(日) | 従業員へのアンケート | 2.2 | 2.3* | |
ワークエンゲージメント(偏差値) | 新職業性ストレス簡易調査 | 53.6 | 53.8 |
* 2023年度は、アブセンティーイズムの選択肢を「0日」「1日」…「5日」から「0~5日」に変更したため、前年の加重平均値を用いて算出しています。