環境安全衛生ポリシー・基本姿勢

中外製薬グループでは、環境保全と従業員の安全衛生は、世界の医療と人々の健康への貢献というミッション実現を支える重要な基盤ととらえています。

環境保全と安全衛生は密接につながっていることから、これらを効率よく推進するために、環境安全衛生(EHS)の統合管理が世界的に求められるようになり、中外製薬においても一体的なマネジメント体制を構築いたしました。統合マネジメントシステムを導入するとともに、各基本規程を定め、事業所ごとに環境保全および安全衛生活動のPDCAサイクルを回すことで、社会と企業の長期持続可能な発展を目指しています。

環境安全衛生ポリシー

環境安全衛生ポリシーは、中外製薬グループにおけるEHSの統合的な推進のために、2017年1月に経営会議での承認、取締役会への報告を経て制定され、経営者、従業員、株主、顧客、取引先、請負業者、地域社会等のステークホルダーのほか、金融機関、行政機関、各種団体などとも協働して、EHSに関する社会課題の解決を目指すことを定めています。本ポリシーは、国内外のすべてのグループ会社にも適用されており、すべてのEHS活動の基本となります。

中外製薬グループ(中外製薬株式会社および国内外の子会社)は、環境安全衛生(以下、EHS(Environment, Health and Safety)という)に関する基本方針を定め、地球の環境を保全し従業員の安全衛生を確保した企業活動を行うことを目的として、本ポリシーを定める。

法令等の遵守

中外製薬グループのすべての役員および従業員(以下、「従業員等」という)は、EHS活動*1に関する国内外の法令、国際的な取り決めの遵守にとどまらず、高い自主基準を設定しその達成に努める。

EHS活動の推進

中外製薬グループは、マテリアリティとして特定したEHSに関する社会課題について目的・目標を定めてEHS活動を推進し、そのモニタリングおよびリスク分析を通して、EHSマネジメントシステムの継続的改善を図る。EHSマネジメントシステムのもとで、従業員等自らが継続的にEHS活動を推進する。
従業員等は、リスク分析結果に基づき、環境汚染、労働災害などの防止のための適切な対策を実施することで、被害の未然防止または抑制に努める。

教育・訓練の実施

中外製薬グループ各社は教育・訓練を継続的に実施し、従業員の地球の環境保全および安全衛生に関する知識や理解を深める。

ステークホルダーとのコミュニケーション

中外製薬グループ各社はEHS活動に関する情報公開を積極的に行うと共に、地域社会とのコミュニケーションに努める。
ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、EHSに関する社会課題の解決に向けた取り組みを進める。

  • *1 医薬品の研究開発から製造・輸送・販売・廃棄までの全過程において気候変動の抑制、資源や廃棄物の削減、環境汚染の予防、⽣物多様性の維持など地球環境への影響を最小限に抑制するための取り組みと、すべての業務に優先する安全の確保、従業員の健康の保持増進および快適な職場環境の形成などへの取り組みのこと

制定日 2017年1月1日
最終改定日 2022年4月1日

環境安全衛生基本姿勢

中外製薬グループは、独自に定めた環境安全衛生ポリシーに基づき、中外製薬グループ コード・オブ・コンダクトで掲げる地球環境保全への貢献、および人権の尊重に含まれる職場の安全衛生向上の取り組みである健康経営の推進を目指し、EHS推進体制の下、地球環境への影響の最小化、ならびに従業員の健康保持・増進、安全な職場環境づくりといった取り組みを主体的に行っています。

地球環境保全については、マテリアリティとして特定した気候変動対策、循環型資源利用、生物多様性保全の3つの課題について目標を設定し、持続可能な地球環境の実現に取り組みます。この取り組みにあたり、環境法令遵守はもとより、抗体や高薬理活性物質を取り扱うといった、中外製薬グループ特有の状況を踏まえた自律的な活動を進め、社会課題解決に貢献していきます。

また、健康経営については、従業員の健康は重要な財産であるという認識のもと、労働組合、健康保険組合と協力してリスクの特定、定性または定量目標の設定、施策の計画・実行、結果の検証とPDCAサイクルを回すことで課題の改善を行っています。がん、生活習慣病、メンタルヘルス、ヘルスリテラシー、職場の身体的安全、職場の心理的安全の6つ重点項目について設定した目標達成に向け、EHS推進体制の下、誰もがより良い状態で働き続けていることを目指して、健康経営を実現していきます。

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健康経営

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