人権

関連するマテリアリティ
  • 人権の尊重
  • 患者および臨床試験被験者の安全

基本的な考え方

生命や健康にかかわる企業として
取り組みを推進する

中外製薬は、私たちが共有する価値観(Core Values)に基づいた行動規準の中で「人権の尊重」を謳っています。これは、人権尊重の文化は、社員が働きやすく、生産性の高い企業であるために不可欠であること、また企業が社会の一員として認められ、信頼されるうえで欠かせない礎の一つであると考えているからです。

社会においても、自社の事業活動にかかわるすべての人々の人権を尊重する責任があるとの認識のもと、人々の生命や健康に大きくかかわる生命関連産業として、より高い意識を持って人権尊重の取り組みを推進していきます。

取り組み

国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて関連部署にヒアリングを実施し、その結果をもとに2つの評価軸(深刻度、発生可能性)からリスクを評価し、 重要な人権課題を以下の5つの領域に特定して、人権尊重に取り組んでいます。

  • 患者さんの安全
  • 個人情報とプライバシー
  • サプライチェーンにおける人権
  • 従業員の職場における人権
  • ヘルスケアへのアクセス

医薬品の開発にあたっては、その安全性や有効性を見極めるため臨床試験を実施します。中外製薬は、国際基準に従って被験者の人権を尊重し、安全性の確保に細心の注意を払い、高い倫理性と科学性をもって厳正に臨床試験を実施します。

多様な個人がそれぞれの価値観を認め、多様性を尊重する組織風土の構築に向け、人権尊重に関する社内教育も実施しています。