外部評価
中外製薬の活動や取り組みに対する外部機関の評価や受賞実績をご紹介します。
ESG(環境、社会、ガバナンス)などの積極的な取り組みが、サステナビリティの観点で
評価されたものと考え、今後も生命関連企業として、積極的に社会責任を果たしていきます。
目次
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主なESGインデックスへの組み入れ
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その他の評価
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受賞歴
グローバル株式のESG指数
Dow Jones Sustainability Indices
S&P Dow Jones Indices社(米国)が作成する代表的なESG指数で、本指数の構成銘柄は、企業の経済・環境・社会面でのサステナビリティの評価により選定されます。
中外製薬は持続可能性に優れた企業として評価され、2020年にDJSIの全世界版である「DJSI World」に初選定されました。翌2021年には医薬品セクターにおいて世界2位のスコアで継続選定されています。2022年には、同セクターにおいて世界最高評価を獲得しました。2023年は世界第2位の評価でした。なお、アジア・太平洋版である「DJSI Asia Pacific」には、2018年以降6年連続9回目の選定を受けています。

MSCI ESG Leaders Indexes
MSCI社(米国)による指数で、ESG評価に優れた世界の企業が選出されます。
中外製薬は「MSCI ESG Leaders
Indexes」に2010年から2022年まで13年連続で選出されており、2023年にはAA評価を獲得するなど、環境・社会・ガバナンスの観点でその持続可能性が高く評価されています。
2024年は、同指数に再度選出されるとともに、AA評価を維持しています。
FTSE4Good Index Series
FTSE
Russell社(英国)による指数で、ESGを強力に実践する企業のパフォーマンスを測定するために設計されています。
中外製薬は世界的なESG指数である「FTSE4Good Index
Series」に22年連続で選出されています。

GPIFが採用するESG指数
中外製薬は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用する、国内株式を対象とする5つのESG指数について、採用当初より構成銘柄として継続的に選定されています。
FTSE Blossom Japan Index
環境、社会、ガバナンスの対応に優れた取り組みを行っている日本企業のパフォーマンスを反映するよう設計されたインデックスです。2017年7月より運用が開始されています。(中外製薬は運用開始から継続選定)

FTSE Blossom Japan Sector Relative Index
各セクターにおいて相対的に、環境、社会、ガバナンスについて優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスです。こうしたESG評価に加え、環境負荷の大きさ、および企業の気候変動リスクに対するマネジメントの評価を用いてスクリーニングする選別型のESG総合指数であることが特徴です。2022年3月より運用が開始されています。(中外製薬は運用開始から継続選定)

MSCIジャパンESG セレクト・リーダーズ指数
MSCIジャパンIMI指数の構成銘柄の中から、業種毎にESG格付けが相対的に高い銘柄を選別して構築するインデックスです。2017年7月より運用が開始されています。(中外製薬は2017年から2022年まで継続選定)

MSCI日本株女性活躍指数(WIN)
日本株の時価総額上位700銘柄の中から、業種毎に性別多様性に優れた銘柄を選別して構築するインデックスです。2017年7月より運用が開始されています。(中外製薬は運用開始から継続選定)

Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index
組入対象の企業数は 930 銘柄と国内上場企業を幅広くカバーし、企業のジェンダー・ダイバーシティに関する取り組みを評価したインデックスです。2023年3月より運用が開始されています。(中外製薬は運用開始から継続選定)
S&P/JPX カーボンエフィシェント指数
東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄を対象とし、環境情報の開示状況と炭素効率性の水準に着目して設計したインデックスです。2018年9月より運用が開始されています。(中外製薬は運用開始から継続選定)

- The inclusion of Chugai Pharmaceutical Co., Ltd. in any MSCI index, and the use of MSCI logos, trademarks, service marks or index names herein, do not constitute a sponsorship, endorsement or promotion of Chugai Pharmaceutical Co., Ltd. by MSCI or any of its affiliates. The MSCI indices are the exclusive property of MSCI. MSCI and the MSCI index names and logos are trademarks or service marks of MSCI or its affiliates.
- FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Companyの登録商標)はここに中外製薬が第三者調査の結果、FTSE Blossom Japan Index組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。FTSE Blossom Japan IndexはグローバルなインデックスプロバイダーであるFTSE Russellが作成し、環境、社会、ガバナンス(ESG)について優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたものです。FTSE Blossom Japan Indexはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。
- FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Companyの登録商標)はここに中外製薬が第三者調査の結果、FTSE Blossom Japan Sector Relative Index組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。FTSE Blossom Japan Sector Relative Indexはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。
その他のESG指数
SOMPOサステナビリティ・インデックス
SOMPOアセットマネジメント社により、ESG評価と株式価値評価(ファンダメンタルバリュー)を組み合わせて独自に作成されたアクティブ・インデックスです。ESG評価についてはSOMPOリスクマネジメント社が実施し、基準を超える300銘柄が認定されています。中外製薬はESGの取り組みが総合的に評価され、インデックス設定当初より継続的に構成銘柄に選定されています。

iSTOXX® MUTB Japan プラチナキャリア150インデックス
iSTOXX® MUTB Japan プラチナキャリア150インデックスは、三菱UFJ信託銀行株式会社およびドイツ取引所傘下の指数提供会社STOXX社が共同開発した「人的資本」に着目したESG指数です。「長期的な視点」「自律的な学び」「社会への貢献」の3つの観点から従業員のキャリア構築に積極的な企業150銘柄で構成されています。

環境への取り組み
CDP
CDPは、英国で設立された環境情報開示を推進する、国際的な非政府組織(NGO)です。投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営し、企業や自治体の環境への取り組みの調査・評価・開示を通じて、その対策を促すことを主たる活動としています。
中外製薬は気候変動および水セキュリティの透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2024年度に気候変動分野において最高評価であるAリスト企業に選定され、水セキュリティ分野においてA-(Aマイナス)の評価を獲得しました。
気候変動分野では4年連続のAリスト選定を含む5年連続のリーダーシップレベル(A、A-)の獲得、水セキュリティ分野では2回のAリスト選定を含む4年連続のリーダーシップレベルの獲得となります。

SBT
Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)は、CDP、国連グローバルコンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4社の共同で運営され、企業に対し「気候変動による世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べ1.5度に抑える」というパリ協定で設定された目標に向けて、科学と整合した目標(SBT)を設定することを推進しています。
中外製薬は中期環境目標2030で掲げる温室効果ガス削減目標がパリ協定に整合する水準として、2021年11月に事務局よりSBT認定を取得しました。

人財の活用推進・従業員の健康管理への取り組み
なでしこ銘柄
経済産業省と東京証券取引所が共同で、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定し、発表しています。
中外製薬は、ダイバーシティへの積極的な取り組みが評価され2015年から2018年まで4年連続、および2021年、2022年、2024年に選定されました。
詳細は経済産業省のウェブサイトをご参照ください。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html (別ウィンドウで開く)
新・ダイバーシティ 経営企業100選
経済産業省が女性、高齢者、外国人等の多様な人財の能力を活かして、経営成果を上げている企業の取り組みを定性的に評価し、表彰するものです。
中外製薬は2018年に「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」を表彰する「新・ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)を受賞しました。
詳細は経済産業省のウェブサイトをご参照ください。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/ (別ウィンドウで開く)
プラチナくるみん
「次世代育成支援対策推進法」に基づき、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。中外製薬は、くるみん認定企業のうち、より高い水準の取り組みを行った企業が認定される「プラチナくるみん」を2018年に取得しました。

えるぼし
厚生労働省が、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づき、一定の基準を満たし、取り組みの実施状況が優良な企業に対して認定するものです。中外製薬は5つの基準全てを満たし、2022年10月に最優良とされる3段階目の認定を受けました。
詳細は厚生労働省のウェブサイトをご参照ください。
https://shokuba.mhlw.go.jp/published/special_02.htm (別ウィンドウで開く)
PRIDE 指標
任意団体 work with Pride が主催する、企業等の団体におけるLGBTQ+などのセクシュアルマイノリティに関する取り組みを評価する指標です。中外製薬グループは5つの評価指標全てを満たし、2022年に続き2023年に最高評価である「ゴールド」認定を受けました。
詳細はwork with Prideのウェブサイトをご参照ください。
https://workwithpride.jp/pride-i/ (別ウィンドウで開く)
健康経営銘柄 および 健康経営優良法人(大規模法人部門)~ホワイト500~
「健康経営銘柄」は、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む上場企業を選定し、長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家に対して、魅力ある企業として紹介することを通じ、企業による健康経営の取り組みを促進することを目的として、経済産業省、東京証券取引所が共同で実施しているものです。中外製薬グループでは従業員の健康づくりに貢献する取り組みをより積極的かつ継続的に行うため、目的、方針、重点項目を定め、中長期の目標を達成することで健康経営を実現しています。これまでの健康経営の取り組みが評価され、中外製薬は経済産業省と東京証券取引所より、昨年に続き2年連続で「健康経営銘柄」に選定されました。併せて、「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」の上位500社(ホワイト500)に2021年より5年連続で認定されました。



「人的資本リーダーズ2024」および「人的資本経営品質2024(ゴールド)」
より質の高い人的資本経営の普及・啓発を目的として、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム、HR総研(ProFuture株式会社)、MS&ADインターリスク総研株式会社および一般社団法人 人的資本と企業価値向上研究会が共同で実施している国内最大規模の人的資本調査2024において、人的資本リーダーズ2024および人的資本経営品質2024(ゴールド)を受賞しました。



DX推進に向けた取り組み
DX銘柄
「DX銘柄」は、日本企業のDXを加速することを目的に、経済産業省、東京証券取引所および独立行政法人情報処理推進機構が共同で選定するものです。 中外製薬は、デジタルを活用した創薬、生産プロセスの変革、医療関係者および患者さんへの新たな価値提供に向けた取り組みなど、バリューチェーン全体における活動が評価され、2020年より「DX銘柄」に4年連続で選定されています。また、制度開始当初から特に傑出したDXの取り組みを継続している企業として2023年には「DXプラチナ企業2023-2025」に選定されました。
詳細は経済産業省のウェブサイトをご参照ください。
https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230531001/20230531001.html (別ウィンドウで開く)
IR活動
証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定
中外製薬は、公益社団法人日本証券アナリスト協会が実施する「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」の医薬品部門において、2024年に初めて第1位に選定されました。
本選定は、企業情報開示の向上を目的に1995年度から毎年開催されており、今回30回目を迎える表彰制度です。日本証券アナリスト協会が設置するディスクロージャー研究会が、①経営陣のIR姿勢、IR部門の機能、IRの基本スタンス、②説明会、インタビュー、説明資料等における開示、③フェア・ディスクロージャー、④ESGに関連する情報の開示、⑤各業種の状況に即した自主的な情報開示、の5つの客観的な評価基準を策定し、企業のディスクロージャーの質、量、タイミング等を評価するものです。中外製薬は、特に経営陣のIR姿勢や自主的な情報開示への取り組みなどが高く評価されました。

日本IR協議会によるIR優良企業賞
一般社団法人日本IR協議会が主催する「IR優良企業賞2023」において、「IR優良企業賞」、「IR向上企業プレミアム」、「IR継続企業プレミアム」を受賞しました。「IR優良企業賞」の各賞は、IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を挙げた企業を選び表彰することを目的としているものです。
「IR優良企業賞」(2020年初受賞、2023年2回目の受賞)
主に以下の点が高く評価されました。
- 経営層がIRを重視し、中長期視点で投資家と対話する機会を設けている
- 情報開示も充実し、決算説明会資料は継続的な収益力分析に役立つと評価されている
- イベント開催にも積極的で、ESGやDXなどのテーマを設けた説明会を通じて関心に応えている
- 医薬関連学会のフォローアップや疾患に関する知見を得るためのミーティング、研究施設見学会などR&D関連の詳細な説明や対応もきめ細かい
- 社外取締役が投資家と対話する場の設定も評価されている

「IR向上企業プレミアム」、「IR継続企業プレミアム」(2023年初受賞)
日本IR協議会設立30周年を記念して、IR優良企業賞の審査委員会により、2007年から2023年までの17年間の審査結果を基に、中長期にわたってIR活動を継続し、適切な情報開示と建設的な対話のレベルを高める取り組みが認められる日本IR協議会会員企業(1社)が「日本IR協議会設立30周年記念表彰・特別賞」として表彰されました。この表彰の候補対象となった企業のうち、対象期間中、審査委員の高い評価を安定的に得ており、IR向上を目指す努力が認められる企業が「IR向上企業プレミアム」、この期間に連続してIR優良企業賞に応募し、中長期にわたってIR活動を継続していると認められる企業が「IR継続企業プレミアム」として選定され、当社はこれらいずれの基準にも該当するとして受賞に至りました。

受賞歴
第23回日経アニュアルリポートアウォードでグランプリを受賞
日経アニュアルリポートアウォードは、1998年から毎年、日本企業が発行するアニュアルリポートの更なる充実と普及を目的に実施されているものです。中外製薬は、「アニュアルレポート2012」から従来のアニュアルレポートを統合報告書として発行し、当社の強みや企業価値を幅広い読者の方に理解していただけるよう、工夫を重ねてきました。その結果、2012年度版以降、グランプリ3回、準グランプリ4回、優秀賞1回を受賞し、8年連続で高い評価を得るに至りました。
