参画プロジェクト
開発途上国を中心とした医薬品アクセス改善への取り組み
City Cancer Challenge Foundation (C/Can)
C/Canは、官・民の関係者ががんへの対策を共同で立案、計画、実施する方法を変革することにより、世界各国で質の高いがん治療へのアクセスを改善することを目的とする都市ベースのパートナーシップイニシアチブです。当社が参画するミャンマーのプロジェクトでは、現地での医療実情分析を基に、医療関係者が協力して行う集学的かつ科学的根拠に基づく手法の導入を通じて、質の高い治療ガイドライン等を開発し、普及・定着させることを目的としています。
AMRアクションファンド
既存の抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)による感染症は、世界中で急増しており、新規抗菌薬の創製が急務と言われております。このまま対策を講じなければ、薬剤耐性に起因する死亡者数は、2050年には年間1,000万人になると推定されています*。
AMRアクションファンドは、中外製薬を含む20社以上の大手バイオ企業によるイニシアチブであり、2030年までに2~4剤の新規抗菌薬を製品化することを目的に、革新的な抗菌薬の開発に取り組んでいる小規模のバイオ企業等を対象に10億米ドル近くの投資と共に、技術的支援を行います。当ファンドは研究機関や慈善団体・開発銀行・国際組織との提携関係を築き、抗菌薬の開発を強化・加速します。(2020年7月1日)
AMRアクションファンド
https://amractionfund.com/
- * 出典 Antimicrobial Resistance in G7 Countries and Beyond, OECD report. September 2015
WFH Humanitarian Aid Program
ニュースリリース「中外製薬、ロシュと共に世界血友病連盟の人道支援プログラムへの参画を2028年まで延長」(2022年5月10日)[PDF 541KB]
ニュースリリース「ロシュと共に、世界血友病連盟の人道支援プログラムに参画」(2019年2月6日)[PDF 399KB]
WFH Humanitarian Aid Programは、治療へのアクセスが極めて限定されている開発途上国における出血性疾患の患者さんに治療へのアクセス改善を図る取り組みです。
WFH Humanitarian Aid Programに対し、ロシュ・グループの有する出血予防療法が提供され、治療へのアクセスが不十分な地域の約1,000名に及ぶ血友病Aの方々への治療の提供が継続されます。加えて、医薬品が適切に使用されるための環境開発として、現地のインフラ構築、医療関係者が適切に医薬品を使用できる環境を整えるための必要な設備の整備に向けた資金拠出を行います。提供される医薬品の創製元である中外製薬は、ロシュ・グループのメンバーとして、本プログラムにロシュと共に継続して参画しています。2019年2月に開始されたロシュとWFHのパートナーシップは、開発途上国に出血予防治療へのアクセスを初めてもたらすものでした。2023年には、約1,200名の方の治療薬(非補充療法)として役立てられました。
Access Accelerated
ニュースリリース「低所得国および低中所得国における非感染性疾患増加の対策に向けたグローバルイニシアティブへの参画について」(2017年1月18日)[PDF 250KB]
Access Acceleratedは、2030年までに非感染性疾患による早期死亡件数の3分の1を減少させるという、国連の持続可能な開発目標(SDG:Sustainable Development Goals)の達成に取り組むため、世界の大手医薬品企業22社が低中所得国における非感染性疾患(NCDs:Non-Communicable Diseases)の予防、診断、治療を目的に立ち上げたグローバルイニシアティブです。
Access Accelerated
https://accessaccelerated.org/
グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)
ニュースリリース「グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)への参画について」(2014年12月24日)[PDF 192KB]
GHIT Fundは、日本が有する医療技術、イノベーション、知見をより直接的に活かし、開発途上国で深刻な感染症に対する医薬品、ワクチン、診断薬の研究開発を支援するための、官民パートナーシップです。
GHIT Fund
https://www.ghitfund.org/