5つの優先分野
【分野1:医療】「患者さん中心の持続可能な医療」の基盤を支える
患者さん中心の持続可能な医療の実現に向け、私たちは事業の中核である医薬品やサービスの提供だけでなく、その周辺領域における課題解決にも取り組んでいます。医療に関わるさまざまな人々と共に、医学薬学分野での研究・教育の促進、患者さんの治療やくらしをサポートする活動や、世界の人々に保健医療を届けるための活動を推進していきます。
医学・薬学領域の研究・教育の促進
- 公益財団法人中外創薬科学財団の活動支援
- 医療関係者等の研究活動や教育・啓発活動への支援(「研究/教育啓発」「患者団体」活動への支援制度)
患者さんの治療やくらしのサポート
- 病気と治療に関する情報提供(患者さん・一般の皆さまトップページ)
- がんと闘うための絆を育む啓発サポートキャンペーン
- 希少疾患領域における患者さん中心・社会課題解決支援「SPOTLIGHT」
- 「患者団体の活動」への支援(「研究/教育啓発」「患者団体」活動への支援制度)
- 患者団体との協働
世界の人々の保健医療へのアクセスの改善(グローバルヘルス)
- 低中所得国における非感染性疾患(NCDs)の診断および治療の支援、安全な施設分娩の促進
- 低中所得国における医療関係者に対する研修、地域リソースに合った治療ガイドラインの開発等
【分野2:福祉】困難を抱える人々に健康なくらしを広げる
国内外で困難な状況にある人々のより健やかなくらしを、福祉にかかわるさまざまな人々と共に広げていきます。高齢者や身体の不自由な方のくらしの向上に貢献するとともに、困難を抱える世界の人々への支援を進めていきます。
高齢者や身体の不自由な方のくらしの向上
- 福祉へのアクセス向上やくらしの移動手段として活用される在宅福祉移送サービスカーを全国各地の施設に寄贈
※1985年に創立60周年記念事業として開始して以来、継続して実施
途上国の子どもたちや難民への支援
- ロシュ・グループが全世界で展開している、途上国の子どもたちを支援するチャリティイベント「Roche Children’s Walk」に従業員が参加
- 国連UNHCR協会を通じた難民支援。グループ従業員からの寄付に対して、会社が同額をマッチングギフトとして拠出して寄付
【分野3:共生社会】多様な人々がそれぞれに輝く健康な社会を広げる
障がいの有無や性別などにかかわらず、それぞれが自分らしく健康に、多様な人々と共に生きる社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進していきます。
スポーツを通じた共生の推進
- 公益財団法人日本パラスポーツ協会のオフィシャルパートナーとして、障がい者スポーツの普及啓発活動を行うとともに、アスリートや競技団体を応援(障がい者スポーツ支援)
- 障がいのある子どもたちが、スポーツを楽しむ機会を提供
- 障がい者も健常者も、誰もが一緒になって楽しめるスポーツ(アダプティッドスポーツ)の普及を支援
文化活動を通じた共生の推進
- 障がいの有無に関わらず人々が出会い交流し、相互に影響し合う場である「ポコラート展」への協賛
- 障がいのある子どもたちが、音楽やダンス等を学びさまざまな可能性を広げていくための活動を支援
女性活躍の推進
- 「私らしく生きる」をテーマにした女性活躍推進イベント等の協賛
- 義足の女性を取り上げた「切断ヴィーナス」の活動支援
【分野4:次世代育成】次世代と共に健康の未来を広げる
これからの社会の担い手となる次世代に対して、科学や医薬への興味・関心を高めてもらえるような活動を進めていきます。将来の健やかな社会づくりを共に広げていく人財の育成を目指します。
バイオ/科学に対する興味・関心の醸成
- 中外ライフサイエンスパーク横浜「バイオラボ」におけるバイオ実験教室の開催
- 子どもたちの科学・生物への興味や関心を高める実験教室やイベントを支援
- 理系女子の育成を目的とした実験教室の開催や教育活動の推進
学生向けキャリア教育の推進
- 中学・高校・大学生の企業訪問の受け入れや出前授業の提供
ウェブサイトを通じた学びの機会の拡大
- 創薬やからだに関する科学的な知識をわかりやすく解説したコンテンツ「バイオのはなし」「からだとくすりのはなし」を公開
- 病気を正しく理解し、病気をもつ人を思いやる気持ちを育むコンテンツを掲載したキッズサイト「くすりの会社の『そうぞうLABO』」を公開