取り組み・購買ポリシー・購買倫理規程

公正で透明な関係構築のための取り組み

中外製薬にとって、取引先は持続可能なサプライチェーンを構築し、社会との共有価値を創造するための重要なパートナーです。取引先と対等にして公正で透明な関係を構築し、適切な取引を行うため、以下の購買ポリシーや購買倫理規定を定めています。

また、サプライチェーンの取引先の皆さまや価値創造を図る事業者の皆さまとの連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するために「パートナーシップ構築宣言」を行っています。当社の「パートナーシップ構築宣言」は以下のリンクよりご欄いただけます。
https://www.biz-partnership.jp/declaration/18152-05-24-tokyo.pdf

こうしたポリシーや規定に則って、物価上昇による価格転嫁等の取引先ニーズに関し、積極的且つ十分な話し合いを行ってまいります。

購買ポリシー

購買活動の適正化とともに取引先との健全な取引関係の構築を目的として「中外製薬グループ購買ポリシー」を定めています。
この購買ポリシーに基づき、当社における間接材の購買業務に関する基本的な事項を定めた「間接材購買管理規程」があります。「間接材購買管理規程」に基づき、透明かつ公正なサプライヤの選定を行う為に必要な手続きを定めた「サプライヤ選定ガイドライン」、当社が間接材における取引を行うサプライヤを適切に管理するための事項を定めた「サプライヤ管理ガイドライン」があります。

中外製薬グループ購買ポリシー

  1. 各国の法令はもとより社会規範等を遵守し、次の原則に沿って適正な購買活動を推進する。
    1. 購入者は会社が認定する取引先と取引する
    2. 購入者は適切に取引先の選定を行う
    3. 購入の決裁者は発注前に発注の妥当性を確認する
    4. 購入者は書面(個別契約)による発注を行う
    5. 購入者は納入物(モノ、サービス)の受入合格後に支払いを行う
    6. 購買機能は上記(1)-(5)をモニタリングする
  2. 国内外の取引先と公平・公正な取引関係を構築する。
  3. 取引先の協力のもと、グリーン調達など購買を通した持続可能な社会への貢献を推進する。
  4. 取引先と協力のもと、高品質の商品・サービスを追求する。
  5. 適正価格の調達によりローコストを推進する。
  6. 取引先との契約上の義務を誠実に履行し、対等な協力関係を築き、相互発展をめざす。
  7. 取引で知り得た機密情報を保護し、取引先との信頼関係を構築する。

購買倫理規程

本規程は、「購買ポリシー」に基づき、サプライヤとの関係における不適切な利益の受領や供与を禁止し、直接材および間接材における購買活動の適正運用の推進と、サプライヤとの取引関係の健全性の確保・維持を目的として定められています。

基本原則

  • サプライヤの選定・管理は、関連する社内規程に則り、公正かつ適切に行います。
  • サプライヤとの取引に際しては、関連法規及びその精神を遵守することに加え、社会通念上の常識および良識に則り、高い倫理観および公正性の観点をもって行動します。
  • サプライヤとの取引に関連して、贈収賄など法令に違反する行為を行いません。なお、公務員、医療関係者との提供及び受領については、関連法規および社内関連規程を遵守します。
  • サプライヤとの取引関係を個人や当社以外の者(親族や友人を含む)の便宜と利益(経済的利益の他、転職斡旋や親族の就職等を見返りとした利益なども含む)のために利用しません。
  • サプライヤに対して、当社の取引上の優越的な地位を利用して、正常な商慣習に照らし不当な要求(買いたたきや不当な減額要求など法令上問題となり得る行為はもとより、サプライヤに無償に宿泊先の斡旋を強要するなど社会通念上許容されない行為も含む)をしません。
  • サプライヤとの関係では、第三者から誤解を受けるような行為(度を超える継続的な会食の開催など)をしません。

受領

  • サプライヤからの会食の提供の申出があり、それが業務上必要とされる適切な情報交換を目的とするものであって、かつ社会通念上許容されるものに限り、会食の回数を半期に一回、また、定められた上限金額の範囲であるなどの条件を満たした前提で受領を可としています。
  • サプライヤからの現金、商品券、ギフトカード、その他金券類の受領を禁止しています。
  • サプライヤからの物品の受領を禁止しています。但し、一般的な儀礼の程度でかつ、地域で受け入れられているビジネス上の慣習に従っている場合(手ぬぐい、カレンダー、手帳、ノベルティ等)は、受領を可としています。
  • サプライヤからの儀礼的進物(中元・歳暮・祝い金・香典・見舞金等)の受領を禁止しています。
  • サプライヤからの遊興接待を受けることを禁止しています。

提供

  • サプライヤへの会食の提供は、業務上必要とされる適切な情報交換を目的とするものであって、会食の回数を半期に一回、また、定められた上限金額の範囲であるなどの条件を満たした前提で可としています。
  • サプライヤへの現金、商品券、ギフトカード、その他金券類の提供を禁止しています。
  • サプライヤへの物品の提供を禁止しています。但し、サプライヤ訪問時の手土産、ならびに当社が企画する各種イベントにおける記念品などについては、一定の要件を満たす場合は可としています。
  • サプライヤへの儀礼的進物の提供を禁止しています。ただし、祝電及び弔電の送付を可としています。
  • サプライヤへの遊興接待の提供を禁止しています。

こちらもご覧ください

サプライチェーンマネジメント