VISION
CHUGAI DIGITAL とは
中外製薬は、これまで培ってきたバイオを始めとした独自のサイエンス力・技術力に、最先端のデジタル技術を掛け合わせることで、自らのビジネスを変革し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供します。それが、CHUGAI DIGITALです。
中外製薬がデジタルに取り組む理由
これまでの当たり前を変えていく
ひとつの新薬を開発するのにかかる期間は10年以上とも言われています。また、新薬開発の成功確率は年々低下し、開発コストは増加の一途を辿っています。
中外製薬は、AIを始めとした最先端のデジタル技術の活用によって、多様かつ大量のデータを取得・解析することで創薬プロセスを革新し、この常識を変えていきます。
患者さんに寄り添う医療を追求する
中外製薬は患者さんの遺伝子情報などに応じて治療計画を立てる「個別化医療」の国内パイオニアとして、その進展に貢献してきました。
ゲノムデータ、リアルワールドデータ(RWD)、デジタルバイオマーカー等の複数のデータを組み合わせて解析することで患者さんの状態をより深く理解し、一人ひとりに最適な治療を行う次世代の個別化医療を牽引していきます。
CHUGAI DIGITAL VISION 2030
“デジタル技術によって中外製薬のビジネスを革新し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供するトップイノベーターになる”
3つの基本戦略によって中外製薬のビジネスを変革し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供します。
*DxD3 Digital transformation for Drug Discovery and Development
1 デジタル基盤の強化
社内の各種データの統合や解析基盤構築を通じてグローバル水準のIT基盤の確立を目指します。さらに、デジタル人財の採用や育成を積極的に進めると共に、社員の自由な発想やチャレンジを形にする仕組みを設け、新しい価値創出の基盤を確立していきます。
2 すべてのバリューチェーン効率化
AIやロボティクス、AR/VR等のデジタル技術を活用し、各部門・各機能のプロセスの大幅な効率化を目指します。また、デジタルを活用した高度な情報提供やコミュニケーションを促進し、患者さん・医療関係者の皆さまの治療支援に貢献していきます。
3 デジタルを活用した革新的な新薬創出(DxD3*)
AIを活用した新薬創出
機械学習やディープラーニングなどのAI技術を活⽤し、医薬品開発の成功確率向上を推進するとともに、創薬プロセスの⾃動化・省⼒化による時間やコストの⼤幅な短縮を実現し、プロセス全体の⾰新と効率化を図ります。
デジタルバイオマーカーへの取り組み
ウェアラブルデバイスなどを⽤いて⽣理学的データを収集・分析し、患者さんの状態の可視化や疾患の発症予測などデジタル技術による新たな健康指標の創出に取り組むことで、患者さんに対して新しい価値を提供します。
リアルワールドデータの利活用
リアルワールドデータ(RWD)をはじめとしたビッグデータを適時適切に活⽤することで、臨床試験では把握できなかった実診療における患者さんの状況や医薬品の有効性を理解し、⼀⼈ひとりに最適化した治療の迅速な提供を実現します。