研究開発拠点
中外製薬は横浜(神奈川県横浜市戸塚区)、浮間(東京都北区)の両研究所を中核拠点とし、それぞれの機能が有機的に連携して研究開発を進めています。
また、ロシュ・グループのネットワークを活用することにより、医薬品研究体制のさまざまな分野でグローバルな展開が進み、有望な新薬候補の早期発見や開発期間の短縮化が可能となっています。
研究拠点
- 中外ライフサイエンスパーク横浜
創薬研究の拠点として、医薬品開発の最上流である標的分子の探索から、医薬品候補物質の出発点となるリード物質の創出・最適化や前臨床開発研究、および育薬研究が行われています。
- 浮間研究所
- 医薬品開発後期の研究拠点として、医薬品原薬の製造プロセス研究、製品設計(製剤・包装)と製法研究、設備設計と生産技術研究、医薬品の構造・物性解析と品質試験法開発が行われています。
サテライト研究所
中外製薬では創薬開発の短縮化、革新的研究開発テーマの連続的創出を目的として、サテライト研究所を設置しています。
中外ファーマボディ・リサーチ(シンガポール)
中外製薬が保有する独自の新規抗体創製技術を活用し、従来にない価値を提供する革新的な抗体医薬品候補を迅速かつ効率的に創製することを目的としています。
IFReC(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)連携推進ラボ
IFReCの最新の研究成果と中外製薬が有する独自の抗体エンジニアリング技術等との相乗効果による、創薬探索研究が行われています。
IFReCとの包括連携契約について詳しくはこちらをご覧ください
IFReCウェブサイト:
http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/laboratory/jrciddi/
国立がん研究センターオンサイトラボ
がん微小環境の免疫細胞プロファイリングによる新規CITターゲット探索が行われています。
国立がん研究センターウェブサイト:
https://www.ncc.go.jp/jp/ri/partners_laboratory/010/20170901141443.html
東京大学COI オンサイトラボ
ゲノムワイド関連解析*1(GWAS)や/eQTL*2(expression quantitative trait locus)アプローチによる難治性膠原病の新規ターゲット探索が行われています。
東京大学COIウェブサイト:
http://coi.t.u-tokyo.ac.jp/interview/coi.html
- *1 ゲノムワイド関連解析:遺伝的変異のアレル頻度の変化を検出することによって、病気や量的形質との関連を統計的に調べる方法
- *2 遺伝子の発現量の個人差に関与するゲノム領域