インクルーシブな組織文化の醸成

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の理解を深めることで、異なる考え方やアイデアを尊重し合い、社員一人ひとりがそれぞれの力を最大限に発揮できるインクルーシブな組織文化を醸成します。

インクルージョンに必要な3つの行動

インクルージョンに必要な3つの行動を示した図。3つの円が配置され、それぞれ「発信しよう」「話し合おう」「受け止めよう」という行動指針を示している。/発信しよう:社内外の人や情報と接点を持つことがイノベーションの第一歩。せっかくのアイデアも自分の中に留めておくだけでは広がらない。誰かに伝えることで、新たなつながりが生まれる。だから、発信しよう!/話し合おう:対話をしなければ、発見や気づきにつながらないし、アイデアは膨らまない。自分、自組織、自社だけでやれることには限界がある。対話をするからこそ、ワクワクする何かが生まれるはず。だから、話し合おう!/受け止めよう:せっかくいろいろな意見や考えにふれても、自分の思い込みにこだわっていると何も変わらない。変わることを嫌がってシャットアウトしていたら、イノベーションは起こらない。だから、受け止めよう!

ダイバーシティの力をイノベーションへ発展させるためには、「インクルージョン」が不可欠です。社員一人ひとりが、自分からインクルージョンされに行くこと、そして周囲を巻き込み積極的にインクルージョンすることが大切であることから、当社では、「発信しよう」「話し合おう」「受け止めよう」を「DE&Iからイノベーションを創出するために必要な3つの行動」として掲げ、意識啓発、行動発揮に取り組んでいます。

DE&I理解浸透

DE&Iについて考え、一人ひとりの行動を支援する場として毎年開催

DE&Iの推進を加速させることを目的に、経営役員、組織長を含め、希望する社員が誰でも参加できる「中外ダイバーシティDAYS」を毎年開催し、経営戦略に関連したテーマを取り上げ、DE&Iとビジネス成果とのつながりを考える機会としています。役員や社員が自身の業務とつなげてDE&Iについて語り合うことで、DE&Iについて理解を深め考え方や行動を変えるきっかけに繋げています。また、その他、DE&Iに関わる多様なテーマについて、外部講師を招き、学びながら社員同士で一緒に考えるセッションも開催し、気付きや理解を深めています。

中外ダイバーシティDAYSの開催

また、社員の相互理解やDE&Iに関する意識啓発に向けて、アンコンシャスバイアスに関する理解や女性の健康課題、LGBTQや障がい者等のさまざまなテーマについて学びの機会を提供するとともに、毎月、DE&I通信(メルマガ)で、積極的に情報を発信しています。
さらに、相互理解に向け、DE&Iのテーマで社員が気軽に意見交換できる機会として、ランチ時間での「おしゃべりタイム」を開催しています。理解を深めることに加え、部門を超えた社員同士の交流の場となっています。

LGBTQ+アライ活動

LGBTQ+アライ活動に関する説明と目標を示した図。
                  【LGBTQ+アライ(Ally)とは?】LGBTQ+の課題に対して、LGBTQ+を理解し、支援している人のこと。
                  【アライグループとは】中外社員有志によってアライ活動を行うグループです。
                  【アライグループのミッション】LGBTQ+やアライについて、職場の理解と意識を高め、アライの仲間を増やす。あらゆる性のあり方を尊重し社員誰もが自分らしく、いきいきと働ける職場風土を目指す。
                  【活動目標】
                  - 職場の「あたりまえ」を変える
                  - LGBTQ+社員の心理的安全性を高める
                  - 社内に主体的に行動できるアライの輪を広げる
                  【「あたりまえ」を変えるって?】
                  LGBTQ+当事者やアライがいること、性の多様性について話せること「誰もがマイノリティ」であることを「あたりまえ」に。

あらゆる性の在り方を尊重し、性的マイノリティの社員を含む誰もが活躍できる職場環境づくりに取り組んでいます。
当社には、中外製薬のグループ会社を含むさまざまな部門の有志メンバーで構成されたLGBTQ+アライグループがあります。
全社へアライの輪を広げることで、LGBTQ社員の心理的安全性を向上させ、セクシャリティに関わらず活躍できるインクルーシブな職場風土醸成のため、主体的に活動しています。