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2024年12月期第1四半期:連結決算概要

IFRS実績

当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,369億円(前年同期比24.1%減)、営業利益は999億円(同1.6%増)、四半期利益は744億円(同1.2%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している無形資産の償却費4億円、無形資産の減損損失1億円、事業再構築費用14億円及び事業所再編費用4億円が含まれています。

Core実績

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、その他の売上収益が増加したものの、製商品売上高が減少し、2,369億円(前年同期比24.1%減)となりました。

売上収益のうち、製商品売上高は2,045億円(同29.8%減)となりました。国内製商品売上高は、新製品のフェスゴ®、バビースモ®が伸長するとともに、主力品のエンスプリング®が好調に推移した一方、前年同期に計上されたロナプリーブ®の政府納入や、薬価改定、後発品浸透の影響を受けたことにより前年同期比で減少しました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのアクテムラ®輸出が減少したものの、ヘムライブラ®輸出が大幅に増加したため、前年同期を上回りました。その他の売上収益は、主に一時金収入の増加により325億円(同57.0%増)となりました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化等により35.5%と前年同期比で16.3ポイント改善しました。結果、売上総利益は1,643億円(同1.9%増)となりました。

研究開発費は創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴う費用の増加等により412億円(同14.1%増)、販売費及び一般管理費は前年同期並みの212億円(同1.0%増)となりました。その他の営業収益(費用)は2億円の収益(前年同期は有形固定資産の売却益等が発生し13億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は1,021億円(同3.1%減)、Core四半期利益は760億円(同3.1%減)となりました。

業績の見通し

(単位:億円)

2024年見通し 増減率
売上収益 10,700 -3.7%
製商品売上高 9,220 -5.4%
Core営業利益 4,600 +2.1%
Core当期利益 3,355 +0.6%

売上収益

売上収益は1兆700億円(前年同期比3.7%減)と減収を見込んでおります。

このうち、国内製商品売上につきましては、新製品のフェスゴ®、バビースモ®や主力品の数量伸長の一方、ロナプリーブ®の政府納入による売上の減少(同812億円、100.0%減)、薬価改定及び後発品浸透の影響による売上高の減少等により、4,549億円(同18.5%減)と減収を見込んでおります。

海外製商品売上につきましては、アクテムラ®の減少の一方、円安による増収影響を含むヘムライブラ®の大幅な伸長等により、4,671億円(同12.1%増)と増収を見込んでおります。

その他の売上収益は、1,480億円(同8.1%増)となる見通しです。ロイヤルティ及びプロフィットシェア収入が、アクテムラ®に関する収入の減少の一方でヘムライブラ®に関する収入の増加により、1,344億円(同5.4%増)と増加することに加え、一時金収入の増加を見込んでおります。

Core営業利益、Core EPS

上記の売上収益の見通しに続き、製品別売上構成比の変化等により、製商品原価率は前年同期比5.7%ポイントの改善となる36.6%を想定しており、売上総利益は7,325億円(前年同期比4.7%増)となる見通しです。

研究開発費は、創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展等、研究開発活動の増加により1,710億円(同5.0%増)、販売費及び一般管理費は前年同期と同水準の1,020億円を見込んでおります。また、その他の営業収益(費用)は、合計として5億円の収益(前年同期は主に製品譲渡に係る収益の影響により161億円の収益)を見込んでおります。

これによりCore営業利益は過去最高益となる4,600億円(同2.1%増)、Core当期利益は8期連続増益の3,355億円(同0.6%増)となる見通しです。また、Core EPSは204.00円(同0.6%増)を見込んでおります。

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業績・財務情報

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