最新の決算
2025年12月期第1四半期:連結決算概要
IFRS実績
当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,885億円(前年同期比21.8%増)、営業利益は1,367億円(同36.8%増)、四半期利益は972億円(同30.6%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している無形資産の償却費4億円、無形資産の減損損失1億円、事業再構築費用22億円及び事業所再編費用1億円が含まれています。
Core実績
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、その他の売上収益が減少したものの、製商品売上高が増加し、2,885億円(前年同期比21.8%増)となりました。
売上収益のうち、製商品売上高は2,597億円(同27.0%増)となりました。国内製商品売上高は、新製品のフェスゴ®、ピアスカイ®、主力品のバビースモ®が好調に推移した一方、薬価改定や後発品浸透の影響を受けたことにより前年同期並みとなりました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのヘムライブラ®及びアクテムラ®輸出が大幅に増加し、前年同期を大きく上回りました。その他の売上収益は、ヘムライブラ®に関する収入が増加したものの、一時金収入の減少等により287億円(同11.7%減)となりました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化等により33.7%と前年同期比で1.8ポイント改善しました。結果、売上総利益は2,010億円(同22.3%増)となりました。
研究開発費は407億円(同1.2%減)、販売費及び一般管理費は210億円(同0.9%減)となり、いずれも前年同期並みでした。その他の営業収益(費用)は3億円の収益(前年同期は2億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は1,395億円(同36.6%増)、Core四半期利益は992億円(同30.5%増)となりました。
業績の見通し
(単位:億円)
2025年見通し | 増減率 | |
---|---|---|
売上収益 | 11,900 | +1.7% |
製商品売上高 | 10,180 | +2.0% |
Core営業利益 | 5,700 | +2.5% |
Core当期利益 | 4,100 | +3.2% |
売上収益
売上収益は1兆1,900億円(前年同期比1.7%増)と増収を見込んでおります。
このうち、国内製商品売上高につきましては、薬価改定及び後発品浸透の影響による売上高の減少等の一方、新製品のフェスゴ®、ピアスカイ®や主力品の数量伸長により、4,625億円(同0.3%増)と増収を見込んでおります。
海外製商品売上高につきましては、アクテムラ®が減少する一方、ヘムライブラ®、アレセンサ®やNEMLUVIO®の伸長等により、5,555億円(同3.5%増)と増収を見込んでおります。
その他の売上収益は、1,720億円(同0.4%減)となる見通しです。このうちロイヤルティ及びプロフィットシェア収入は、アクテムラ®に関する収入の減少の一方でヘムライブラ®に関する収入の増加により1,657億円(同12.4%増)となる見込みです。その他の営業収入は、一時金収入の減少により、63億円(同75.1%減)を見込んでおります。
Core営業利益、Core EPS
上記の売上収益の見通しに続き、製品別売上構成比の変化等により、製商品原価率は前年同期比0.4ポイントの改善となる33.5%を想定しており、売上総利益は8,490億円(前年同期比2.0%増)となる見通しです。
研究開発費は1,780億円(同0.6%増)、販売費及び一般管理費は1,010億円(同1.2%減)といずれも前年同期と概ね同水準を見込んでおります。
これによりCore営業利益は5,700億円(同2.5%増)、Core当期利益は4,100億円(同3.2%増)となる見通しです。また、Core EPSは250.00円(同3.6%増)を見込んでおります。