ステークホルダーとの対話

株主・投資家とのコミュニケーション

株主総会の取り組み

国内では3月を決算期としている企業が多い中、当社は決算期が12月であるため、株主総会の開催が最も集中する6月を回避できています。また、株主総会招集通知は、例年、株主総会開催日の4週間前に早期発送しています。

株主総会当日は、ライブ配信や会場音声のリアルタイム字幕表示など、より多くの株主の皆さまに当社をご理解いただけるよう、様々な取り組みを進めております。

「第115回定時株主総会」は2026年3月26日に開催され、事業報告の後、剰余金の処分、取締役選任、取締役に対する株式報酬制度の改定の議案について審議し、全議案とも賛成多数で承認可決されました。

活動実績

2025年は、機関投資家・証券アナリストや報道関係者向けに、決算説明会や新製品説明会、自社品の学会発表データに関する勉強会などを開催しました。加えて、当社の成長戦略「TOP I 2030」の理解促進に向け、低・中分子医薬品の原薬製造を担う藤枝工場の新合成原薬製造棟「FJ3」の見学会や、創薬エンジン拡大に向けたオープンイノベーション戦略に関する説明会を初めて開催しました。例年実施しているサステナビリティ説明会においては、寺本氏より、取締役会の役割、取締役会の実効性強化および資本市場との価値共有という当社のガバナンスの主要論点について、独立社外取締役としての立場から見解を説明し、参加した機関投資家や証券アナリストと活発な質疑がなされました。また、個人投資家向けには、当社のビジネスモデル、独自の技術や創薬戦略を客観的な視点を交えて解説することを目的に、経営学者とCFOとの対談動画を公開しました。

当社では患者さんは重要なステークホルダーであるとともに、ともに課題解決を行うパートナーと考えており、「患者中心の高度で持続可能な医療の実現」を目的に、相互理解を促進するためのコミュニケーションを、経営トップをはじめとして全社的に推進しています。2025年も、PHARMONY*の取り組みを社内外に共有・発信するイベント「CHUGAI PHARMONY DAY 2025」を、「更なる拡がり」をテーマに開催しました。患者団体代表から企業との協働に対する想いについて講演が行われたほか、PHARMONYの具体的な事例やロシュによるグローバルでの患者協働の取り組みを共有しました。さらに、2020年より毎年継続している当社CEOと患者団体によるダイアログに医療関係者にもご参加いただき、「医療への患者参画」をテーマに多様な視点での対話を行いました。

日本版スチュワードシップコードやコーポレートガバナンス・コードの施行により、従来以上に企業と株主との対話が求められる中、継続して投資家と経営陣の議論の場を積極的に設け、充実した意見交換に努めています。今後も、「経営陣の顔の見えるIR」の充実に向けた取り組みを続けていきます。

*中外製薬が患者さん・ご家族の声を聞き、相互理解を目指しながら、共有価値創造に向けて取り組む活動の総称であり、Patients(患者)とPharma(製薬)の頭文字と、Harmony(調和)を組み合わせた造語

コーポレートガバナンス