他社との比較でわかる中外製薬
国内医療用医薬品売上高(薬価ベース)
中外製薬は、自社創製品の売上拡大や、ロシュ社から導入した新製品の好調な市場浸透により、薬価ベースで4年連続で5,000億円を突破(前年比△2.4%)。国内第3位(2024年1-12月)
- ロシュ社との戦略的アライアンスにより、画期的なロシュ導入品を効率的に国内で独占販売できることから、安定的な収益基盤を構築しています。
- 自社創製品のアクテムラ®️、アレセンサ®️、ヘムライブラ®️、エンスプリング®が順調に売上を伸ばしています。加えて、2024年5月に発売したピアスカイも順調に市場浸透しています。ロシュ社から導入した新製品のフェスゴ®️やバビースモ®️の好調な推移も売上収益増加の主要因となっています。但し、前年に計上されたロナプリーブの政府納入等の影響もあり、前年比では減少しています。

売上高経費率
中外製薬の経費率は、国内の同業他社と比較して低い水準を継続的に維持
- ロシュ社からの導入品増加による売上原価率の上昇を見据え、コスト削減施策の徹底により、国内同業他社はもとより、世界の大手製薬企業と比較しても遜色ない経費率を実現しています。
- 基本方針として、経費の伸び率を売上収益の伸び率の範囲内に抑えるようにしています。

売上高営業利益率
中外製薬の営業利益率は、自社創製品の国内外での成長により上昇
- ロシュ導入品を国内で販売する一方、ロシュ社への導出により、原価率の低い自社創製品をグローバル市場に展開し、成長を牽引する収益基盤とすることができます。
- 2024年は、売上原価の減少、ヘムライブラに関する収入や一時金収入の増加により、営業利益率は46.3%と大きく改善しました。
