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研究基盤の特徴

中外製薬の研究部門には、研究技術やグローバルな研究ネットワークなどにおいて、他社にはない3つの特徴があります。

中外製薬独自の研究基盤

1. 画期的なプロジェクトに特化した研究

中外製薬には、革新的な研究に経営資源を集中投下できるという戦略的特徴があります。自社開発品に加えてロシュ社からの導入品を開発パイプラインに持てることで豊富な研究開発ポートフォリオを維持できること、自社品のグローバル開発をロシュ社と共同で行うことで、自社の画期的なプロジェクトに人員や資金を集中させ、革新的な医薬品の連続的な創出が可能となっています。基礎研究も含めた早期着想・研究段階では、自社の取り組みに加えて社外ネットワークを活用した新たなシーズの取得を行っています。ロシュ・グループの中で継続的に自社品を創出していくために、ロシュ社およびジェネンテック社から生まれるプロジェクトと同等、あるいはそれ以上の価値を持った製品を創出することが求められることも、革新性を高める原動力となっています。

2. 長年にわたって培い、確立した研究技術

抗体改変技術をはじめとする創薬技術は、中外製薬の最大のコアコンピタンスです。アンメットメディカルニーズを満たすために必要な、競合優位な独自の技術の開発に力を注いでおり、これが革新的な新薬の創出につながっています。

中外製薬は30年以上前からバイオ医薬品の研究開発に取り組み、旧・日本ロシュにおいても合成医薬品の創製に卓越した技術を確立してきました。外部からの技術も取り入れつつ、長期にわたって業界に先駆けた取り組みにより自ら知見・経験を培ってきたことで、連続的に技術を進化させ、柔軟かつ適切に創薬に応用できる基盤が築かれています。

こうした、研究や技術に対する真摯な姿勢は中外製薬のアイデンティティーとなっており、ロシュ社やアカデミアなどの研究開発パートナーとも、互いの技術力や専門性を認め合い、有意義な議論ができる関係を構築しています。

また、新中期経営計画では、抗体改変技術・低分子に続く次世代のコア技術候補として、中分子技術を選択し、集中投資による技術確立とプロジェクトの早期創出を目指していきます。

抗体医薬とともに

抗体医薬のメカニズムと中外製薬が開発した次世代抗体技術を映像でご紹介します。

3. 強力な外部ネットワークとグローバルな研究基盤

中外製薬では、優位性を持った技術力を背景にオープンイノベーション*1環境での研究体制を築いています。有用性の高い独自の創薬技術やノウハウとアカデミアでの新たな発見を双方で提供し合うことで共同研究を積み重ねてきており、実りある外部ネットワークを構築しています。2016年5月には、大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)と先端的な免疫学研究活動に関わる包括連携契約を締結しました。

また、短期的な成果は出にくいものの、中長期的に重要と考えられる萌芽的研究については、サテライトラボ(研究子会社)を開設・運営し、そのミッションとすることで継続して取り組んでいます。

ロシュ・グループの持つグローバルな研究基盤を活用できることも強力な優位性です。ハイスループットスクリーニング*2に用いる大規模な化合物ライブラリーをはじめとする研究資源やインフラストラクチャーをロシュ社と共有できることは、資金面・効率面などで非常に大きなメリットをもたらし、研究生産性の飛躍的な向上につながっています。

*1  自社のみならず、外部の技術や開発力を活用することにより、革新的で新たな価値をつくり出すこと
*2  構造が多様で膨大な数の化合物から構成される化合物ライブラリーを自動化されたロボットなどを用いて高速で評価し、創薬ターゲットに対して活性を持つ化合物を選別する技術
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