中外製薬グループは、ロシュ社がグローバルに実施したチャリティイベント「Roche Children’s Walk 2022」に参加し、募金活動を行いました。2003年に1回目の「AIDS Walk」開催以降、今年で19回目を迎えたこのイベントには全世界のロシュ・グループから多くの拠点が参加しました。

募金活動の結果、中外製薬グループの募金者数は1,509名で70万5千円の募金が寄せられ、従業員からの募金に会社がマッチングギフト方式で同額を拠出し、総額141万円となりました。その半額は、ロシュ社を通じてマラウイやエチオピア、フィリピンなどの支援を必要としている子どもたちのために使われ、残りの半分は日本国内の「子どもシェルターモモ」 に寄付をしました。

岡山県岡山市で活動する「子どもシェルターモモ」は、2009年に設立された認定NPO法人です。行き場のない子どもの緊急避難先や共同生活の場となる「子どもシェルター」の運営に加えて、現在は子どもたちが自立した後も社会で孤立しないよう、気軽に立ち寄れる場を設けて生活や就職、学習等への支援を行う「アフターケア事業」にも力を入れています。運営には弁護士、児童福祉関係者、市民が集い、様々な機関やボランティアと連携して活動を行っています。今回の寄付金は法人の運営費用に役立てていただくことになりました。

子どもシェルターモモ理事長の東さんは、「支援をしている子ども達は様々な困難を抱えており、その多くは虐待によるものである。コロナ禍では以前に比べ、子ども自らがＳＯＳを出して相談にやってくるケースが増えた。アフターケアまで行き届くような体制を整えるには運営が厳しい中、今回の寄付は非常にありがたく、我々の地道な活動を応援してくださる方がいらっしゃることに大変勇気付けられた。」と話されていました。