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ロシュ社との戦略的提携

2002年10月、中外製薬は世界有数の製薬企業であるロシュ社との戦略的提携契約に基づき日本ロシュと合併、ロシュ社は中外製薬の株式の過半数を取得しました。これにより中外製薬はロシュ・グループの一員として、自主独立経営を行う独自のビジネスモデルを展開し、大きな飛躍を遂げました。

この提携以降、中外製薬は、ロシュ社からの製品導入を進めた結果、製品ラインアップや開発パイプラインが拡大し、がん領域では国内売上シェアNo.1のポジションを獲得*1。加えて、研究開発をはじめとする各事業基盤が強化されたほか、自社創製品がロシュ社のネットワークを通じ、グローバル製品として成長することも可能となっています。

また、こうした自社創製品のさらなる飛躍に向け、2014年8月には、ロシュ社とのより早期段階での協業を強化すべく、自社製品のロシュ社への導出に関する契約内容を一部変更しています。

ニュースリリース「中外製薬とロシュ社による戦略的アライアンスに基づく自社製品導出契約の一部変更について(2014年8月28日)」

*1  Copyright 2016 IMSヘルス 出典:IMS医薬品市場統計 2015年12月MATをもとに作成
無断複製・複写禁止 市場の範囲は中外製薬定義による

ロシュ社について

ロシュ社は、1896年に設立されたスイスのバーゼルを本拠地に置く世界有数の製薬企業で、世界150カ国以上でビジネスを展開。「医薬品」と「診断薬」の2つの事業を主軸とし、幅広い領域で医療に貢献しています。

ロシュ社との戦略的提携を通じた2つの成長基盤

ロシュ社との戦略的提携により、画期的なロシュ社導入品を効率的に国内で独占販売。この安定的な収益基盤が、革新性の高い独自技術や創薬への集中投資を可能としています。さらに、自社創製品をロシュ社に導出することでグローバル市場に展開し、成長を牽引する収益基盤としています。
一方、ロシュ社にとっても、革新性の高い研究に特化した中外製薬創製品をグローバル市場で販売することができ、WIN-WINの関係を構築しています。

ロシュ社との戦略的提携の内容

ロシュ社は、戦略的提携の合意に基づき、中外製薬の発行済株式総数の59.9%を保有していますが、中外製薬の東京証券取引所市場第一部における上場の維持に協力することに合意しています。特に、両社では、中外製薬が自主独立経営を続けることがロシュ・グループに多様性をもたらし、その成果として生み出される医薬品が、患者さん・少数株主を含むすべてのステークホルダーへの貢献につながるものと考えています。中外製薬は、今後とも自主性・独立性を維持した経営を行っていきます。

ロシュ社の株式保有制限について
期間 持株比率の上限
2002年10月1日~2007年9月30日 50.1%
2007年10月1日~2012年9月30日 59.9%
2012年10月1日以降 当社の上場維持に協力

製品に関する取り決め

  • 中外製薬がロシュ社製品の日本国内の開発・販売に関する第一選択権を保有
  • 中外製品の海外での開発・販売については、ロシュ社が第一選択権を保有
    • 日本、韓国、台湾を除く全世界
    • 全ての品目につきearly PoC*2段階でロシュ社へオファー
    • イギリス、ドイツ、フランスにおけるコ・プロモーション権を保持
      (中国については製品毎に協議する)
*2  研究段階で構想した薬効がヒトでも有効性を持つことを実証すること(Proof of Concept)で、early PoCは、限られた例数で、安全性に加え、有効性の兆候または薬理作用が確認されること