くすりの保存方法

目次

湿気・日光・高温を避ける

湿気・日光・高温な場所は避けましょう。

  • 保管温度は、一般的には室温保存(1℃~30℃)
  • 冷蔵保存は4℃、冷所保存は15℃以下が目安
  • 凍結する場所は不可
  • 夏の車の中は50〜80℃になるので絶対に薬を置かないこと
  • 直射日光を避ける

(くわしくは医師・薬剤師に確認しましょう)

区別して保存しましょう

水虫の薬を目薬と間違え、目にさしてしまったという事故などもあるので、注意しましょう。

子どもの手の届かないところへ

小さい子どもの手の届かないところに保管しましょう。

  • 誤飲事故は、親が家事で忙しい午前8時〜10時、午後6時〜8時に多発しているので、特に注意が必要になります。
  • タンスの上など、手の届かない場所に置きましょう。

他の容器に入れかえない

  • 遮光や防湿などその薬の性質に応じた加工包装をしてあることがあります。パッケージから取り出してバラバラにしたり、別のビンに入れ替えたりすることはやめましょう。
  • 薬剤師が包装から出して調剤してくれる時は、問題ないことが確認されている場合です

処方薬は、患者さんの体調や症状などに合わせて医師が処方したものです。ですから、同じような症状のときに自分の判断で使ったり、ほかの人に勧めたりしてはいけません。自分の考えだけで使用すると、効果が無かったり、症状の悪化や思わぬ副作用が出たりすることがあるので、絶対にやめましょう。


監修: 慶應義塾大学名誉教授 望月 眞弓先生