Step 1
くすりのタネを「探す」

どのようなくすりを作ったら良いか考え、くすりのタネ、つまりくすりのもとになる物質を探し出します。

薬のタネを探すためには、まず病気や患者さんについて詳しく調べます。患者さんの治療のためにどのような薬をつくったら良いかを研究します。

患者さんの治療のためには…

患者さんの治療のためには…

タネを探す研究者は、患者さんの症状や苦しみの軽減など、どのようなことが求められているのかを詳しく調べ、理解し、どのような薬があれば患者さんの治療に役立つのかを考えます。

目的とする薬を作るためには

目的とする薬を作るためには

病気のメカニズムを徹底的に研究し、どのような物質を使ってどの標的に反応させればよいか考え、その物質、つまり薬のタネを探し出します。

薬のタネを探すためには、まず病気や患者さんについて詳しく調べます。患者さんの治療のためにどのような薬をつくったら良いかを研究します。

薬のタネを探し出すためには…

薬のタネを探し出すためには…

タネの候補は長年かけて100万種以上集められ、管理されています。 まず、検索ロボットを使い100万種以上あるタネの候補の中から、3000種ぐらいに絞ります。次にデータを集計・検証し、どのような特性のものを選ぶかを決め、試験にかけ、さらに300種ぐらいにまで絞っていきます。

莫大な量のデータをひとつひとつ検証するためには高い集中力が必要となります。
どのような特性のものを選ぶのかは研究者の経験とセンスのみせどころです。

薬のタネの候補を絞り込むために…

薬のタネの候補を絞り込むために…

タネの候補がある程度絞られてきたら、さまざまな分野の専門家が安全性や吸収、代謝薬物動態などの試験を行い、どのタネが優れているのか順位をつけます。 そして各分野の順位を照合して、最も優れたものを選び出します。

この段階で、さ まざまな分野の専門家が評価をしておくことで、その後の工程がスムーズにすすみます。