原薬製造・固形剤のくすり工場

その後、流動層乾燥機で乾燥させ、乾燥した顆粒をコンテナに収納します。


造粒した顆粒は、混合室でコンテナごと回転して均一に混ぜ合わせます。
秤量工程で正確に計りとった原料を、1錠・1カプセルごとに均等に配分できるようにするためです。

原薬製造・固形剤のくすり工場
固形剤のくすり【固形剤製造工程】
錠剤やカプセル剤など、固形剤ができるまでの工程を紹介します。
②造粒(ぞうりゅう)

秤量した原料を扱いやすくするため、粉末の状態から顆粒の状態に加工します。これを造粒といいます。原料に精製水などの結合剤を加え、高速で混ぜ合わせて顆粒にしています。

その後、流動層乾燥機で乾燥させ、乾燥した顆粒をコンテナに収納します。
粉末のままの原料は小麦粉のような状態なので、細かな粒が舞い上がってしまったり、正確に量ったりすることがなかなか難しいのです。これを顆粒の状態にすることで正確に量りやすくなり、作業効率も上がります。
③混合(こんごう)

造粒した顆粒は、混合室でコンテナごと回転して均一に混ぜ合わせます。
秤量工程で正確に計りとった原料を、1錠・1カプセルごとに均等に配分できるようにするためです。