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PEOPLE

新しいチャレンジを次々と
重ねて、自分の世界を
広げていく人。

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高田 麻依子 Maiko Takada

信頼性保証ユニット 品質保証部
2002年入社

未知へのチャレンジ。

「薬で人が健康を回復するメカニズムを解明したい」と学生時代に薬物動態を研究していた高田。この分野で権威のある研究者が中外製薬に在籍していると知り、当社に興味を持ったという。「その方と一緒に仕事をしてみたいという思いもありましたし、また、若手にも積極的にチャンスを与えてくれる企業で、人財育成にも力を入れていると聞き、ぜひここでキャリアを積みたいと中外製薬を志望したのです」。入社後は低分子の動態物性の研究に取り組み、彼女が尊敬していた研究者と協業する機会も得たが、4年目に大きな転機が訪れた。研究部門から、品質保証部へ異動することになったのである。

品質保証部は、医薬品の品質に関して法令に則り製造業者を管理していく部署だ。研究職から、まったく新しい世界にチャレンジすることになった高田。しかし、彼女はこの仕事に大きなやりがいを覚えている。「以前の基礎研究は、5年から10年という長いスパンで成果を上げていくスタイルでしたが、品質保証の業務は短期的なスパンで自分の仕事の達成感を味わえます。また、海外の製造業者とやりとりする機会も多く、業務のスケールもグローバル。もともと私は英語が好きで、英語を使って多くの人とコミュニケーションする仕事も経験してみたいという思いもあり、そうした面でも私が望んでいた環境でした。」

「仕組み」を創り出す。

品質保証の仕事の醍醐味は、患者さんや医療機関の方々、そして中外製薬の事業にも貢献していく「仕組み」を社内に創っていくことだと高田は言う。現在、工場における製造過程で生じた品質トラブルの対応に携わっているが、そこでは新たな情報管理体制の構築に力を注いでいる。「品質上問題のある製品が出荷されてしまったら、患者さんや医療機関の方々へ大変なご迷惑をおかけし、中外製薬への信頼を大きく損ねます。一方、生産が止まれば、供給が滞り、製品を待っている患者さんにご迷惑をおかけします。トラブルが生じた際、どうすればその影響を最小限に抑えられるか、日々知恵を絞っています」。

高田がいま社内で取り組んでいるのは、工場でのトラブル情報がいち早く経営層にリポートされ、的確な意思決定ができるように支援していく仕組みを確立していくことだ。中外製薬の製品を製造する全工場に関わっているため、治験薬や市販薬も含めてすべての製品が対象となり、その品質情報を扱う彼女に求められる知識レベルはきわめて高い。「品質保証の仕事は実際にモノを生み出すわけではありませんが、品質に関する判断を迅速にする体制を、会社全体を巻き込んで創っていくことで製品の付加価値が向上していく。そこに貢献していくことに大きな意義を感じていますし、とてもチャレンジしがいのあるテーマです」。

「攻め」の姿勢で。

高田は2011年に第一子をもうけ、1年間の育児休暇を取得。復帰後も引き続き、品質保証の仕事でキャリアを重ねている。まだ幼い子を抱える高田だが、時短勤務を活用し、上司や同僚の配慮もあって仕事と家庭の両立を図っている。彼女の仕事への活力は、そうした充実した毎日の中から生まれている。すでに入社10年以上経った高田が感じる中外製薬の社風とは…?「真面目で優しい人が多いと思います。私の仕事は多くの部署の方々と関わりますが、何か依頼をすればみなさん必ず丁寧に応えてくださる。そして、患者さんのために何をすべきか、自分なりのこだわりを持っている人ばかり。そうした風土がとても魅力的です」。

大きな責任を負いながらも、ますます品質保証の仕事に意欲を燃やす高田。「いま私たちが掲げているのは『攻めの品質保証』。問題が生じてから対応するのではなく、研究開発の段階から製品設計やプロセス開発に一体となって関わり、想定されるリスクに対してあらかじめ対策を講じてトラブルの発生を未然に防いでいく。そんな新しい『品質保証』を実現できれば、中外製薬への信頼はさらに厚くなり、患者さんや医療機関の方々にもっと貢献できる。新しいことへのチャレンジが、高田のエネルギー源。そして、中外製薬には、チャレンジできる機会はいくらでもあると彼女は熱く語る。

※本記事の内容は取材当時のものです。

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