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PEOPLE

中外製薬発のグローバル新薬の
臨床開発戦略をゼロから
考え抜く人。

  • # キャリア
  • # 開発
  • # 臨床開発職

村上 洋介 Yosuke Murakami

トランスレーショナルリサーチ本部 早期臨床開発部
2016年入社

  • 学生時代

    大学院で医科学を専攻し、関節リウマチに関する研究で博士課程を修了。

  • 1年目

    北里大学医学部にて博士研究員として勤務。

  • 2年目

    理化学研究所・免疫アレルギー総合研究センターにて研究活動に従事。

  • 4年目

    東京医科歯科大学の膠原病・リウマチ内科にて博士研究員として勤務。

  • 7年目

    米国に留学し、アメリカ国立衛生研究所にて免疫レセプターの研究に取り組む。

  • 11年目

    帰国後、国内の製薬企業に入社。免疫領域の創薬研究に従事。

  • 13年目

    中外製薬に転職。ロシュ社から導入された候補品の後期臨床開発を担当。

  • 16年目~現在

    クリニカルリーダーとして、自己免疫疾患領域の自社開発品の臨床開発全般を計画推進。

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サイエンスを、
もっと患者さんのために。

大学院で医科学を専攻し、自己免疫疾患を専門に究めてきた村上。博士課程修了後、アカデミアに10年ほど身を置き、理化学研究所やアメリカ国立衛生研究所などで研究成果を上げ、免疫系のレセプターに関する論文を中心にファーストオーサーで8本執筆し、評価を集めた実績も持つ。その後、アカデミアから製薬業界に転身し、国内の大手製薬会社で創薬研究に従事。しかし、次第に彼の心境に変化が生まれてきた。「自分のアイデアを実証していく研究活動が面白くて長らく基礎研究に携わってきましたが、社会に貢献している感覚は希薄でした。キャリアを積むにつれて、自分の研究が単なる自己満足に陥っているのではないかと問題意識を抱くようになり、もっと患者さんに近いところで能力を振るいたいという気持ちが強くなってきたのです」。

より直接的に患者さんの役に立てるようなキャリアを模索していた折、出会ったのが中外製薬だった。「理研時代の同僚が中外製薬で臨床開発に関わっており、開発職で新しい人財を求めているので応募してみないかと声をかけてもらいました。患者さんの存在を実感できる臨床開発には大いに魅力を感じたものの、私にとってはまったく未知の領域。しかし面接の場で『特に早期の臨床開発は科学的な知見が必要だ』と聞き、研究者としての経験を基に貢献できるのではないか考え、中外製薬に入社することを決めたのです」。こうして村上は、30代後半で新たな世界に挑むことになった。

世界をまたにかけて、
臨床試験を企画する。

入社後、村上がまず担うことになったのは、ロシュ社が開発して中外製薬に導入された新薬の後期臨床開発。当初は創薬研究との違いにとまどうことも多かったという。「業務で使われる用語もまったく馴染みがありませんでしたし、臨床開発は安全性や有効性を実証するために定められた手順で進められていきます。そこに最初はギャップを覚えたものの、次第にこの開発の面白さを理解するようになりました。開発戦略を自ら立案できるポジションであり、また、臨床開発は臨床機能だけでなく製薬や営業などの機能も絡んでくるため、全体をマネジメントすることも求められる。とてもチャレンジしがいのある仕事だと。」こうして臨床開発に関する知見を深めていった村上は、3年目からクリニカルリーダーとして、自社品の臨床開発全般を率いることになった。

クリニカルリーダーは、研究所から提案される新薬候補を受けて、どんな疾患に適用できるかというコンセプトを固めるところから関わり、それを証明するための臨床開発を計画立案していく。「私に託されたのは、国内にはほとんど患者さんのいない自己免疫疾患をターゲットにした、中外製薬発でグローバルに展開していく方針の新薬候補でした。ですから臨床試験も海外で実施していく必要がある。この疾患領域で権威のある医師をリサーチし、どの先生と協業すべきかを考え、実際にコンタクトを取って意見を交換しながら臨床試験の計画を立てていく。まさに一から自分の意志で開発戦略を企画実行していきました。」

やりたいことを
社長に直訴できる機会も。

現在も引き続き、この希少な自己免疫疾患の新薬候補の臨床開発を進めている村上。試験を依頼しているアメリカやオーストラリアの著名な医師と日々議論を重ね、そこに自分のアイデアを反映しながら開発している。「大きな裁量を持って開発に臨めるのが、中外製薬でキャリアを積むいちばんの醍醐味だと思います。さらに当社では、新薬開発に関わる主要メンバーは定期的に社長をはじめトップマネジメントとミーティングする場が設けられ、そこで今後の開発方針をプレゼンし、投資判断を仰ぐことができる。自分がこうあるべきだと考えたことは、トップに直訴して実現できる機会も多いですね。」

中外製薬には、チャレンジすることを後押しとする風土があると村上は実感している。「最初にアイデアを出す段階では、予算は二の次で、とにかく患者さんのためになることであればどんな発想でも受け入れてもらえる。そして実現できる可能性が少しでもあるのなら、チャレンジしてみようという文化。だからこそ中外製薬はイノベーションを起こせるのだと思っています。」この臨床開発を成功させて、新薬を世の中に送り出すことがいまの村上の大きな目標だ。そして、デジタルバイオマーカーなどの新たなテクノロジーを活用した臨床研究にも取り組んでいきたいと目論む。こうして中外製薬だからこそチャレンジできることを重ねて、村上はさらに自らを高めていきたいと考えている。

※本記事の内容は取材当時のものです。

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