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PEOPLE

難題に直面することを
楽しみながら、
バイオ医薬品の特性を
解き明かす人。

  • # 新卒
  • # 研究
  • # 製薬研究

髙城 美智 Misato Takagi

製薬本部 分析研究部
2017年入社

待ち受けていたのは、
未知の領域へのチャレンジ。

バイオ医薬品の特性解析を担う技術者として、いま第一線で活躍している髙城。大学院では応用化学を専攻し、低分子化合物の有機合成の研究に携わっていたが、中外製薬入社後、彼女はまったくの未知の領域であるバイオ医薬品に関わることになった。「私自身、新しいことへのチャレンジを望んでいましたし、中外製薬もそうした意欲を歓迎してくれました。とはいえ、入社後にバイオ医薬品を扱ってみると、学生時代に手がけていた分子量500ほどの化合物とはあまりに異なり、衝撃を受けました。バイオ医薬品は分子量が150,000に及ぶものもあり、クロマトグラフィーで分析しても目的物質の分子変化体が多く、最初の頃は特性がまったく見えなかった。でも、逆にそれを解き明かしていくのは面白そうだとモチベーションが湧きました。」

入社後、分析研究部に配属となった髙城は、新たに開発されたバイオ医薬品の製造承認申請に関わるところからキャリアをスタートした。「1年目は、そのバイオ医薬品を分析して申請に必要な特性解析データを取得する業務を担当しました。グローバルで申請する新薬だったため、ロシュ社の担当者とも定期的にオンラインでのミーティングが実施されており、自分が取得したデータについて議論する機会が得られました。」思っていた以上に英語を使う機会が多く、これがきっかけとなって語学にも力を入れて取り組んだという髙城。入社早々、海外と関わりながら仕事を進める経験を得て一回り大きくなった彼女は、2年目から、また新たなバイオ医薬品の国内およびグローバルでの申請を担うことになった。

チームメンバーとの議論が、
何よりも楽しい。

2年目から3年目にかけて携わった申請業務では、髙城はデータ取得から申請書執筆までを任され、新たなバイオ医薬品を世の中に送り出す上で重要な役割を果たした。「同じチームの優秀な先輩方から、液体クロマトグラフィーに加えて質量分析法や相互作用解析についてもしっかりと教授いただき、分析技術も大いに高めることができました。それをもとに、自分が取得したデータを使って申請書を作り上げ、薬を送り出すために必要な一連の分析業務を成し遂げたことは、私にとって本当に貴重な経験になりました。」若手に機会を与えて成長を促していくのが中外製薬の文化であり、こうした環境でキャリアを積めることに大きな魅力を感じていると髙城は言う。

そして4年目から、髙城はさらに高度なテーマを託されることになった。現在、彼女が取り組んでいるのは、開発早期段階にあるバイオ医薬の候補品について、さまざまな試験法を用いて物性データを取得し、そこから製品の品質に影響を与えうる変化を特定して評価を行い、以降の開発戦略に貢献していくこと。難しい課題にたびたび直面するものの、それをチームのメンバーと議論しながら解決していくのが楽しいと髙城は語る。「取得したデータからその製品の強みや弱みを解き明かしていくのは面白いですし、予期せぬ問題にぶつかった時も、それをチームに投げかけると次々と意見が返ってくる。みなさんと自由に議論して、そこから問題解決の糸口が見つかった時などは大いに盛り上がります。」

分析技術でも、
世界をリードしていく存在に。

開発中のバイオ医薬品の特性解析に奮闘する一方、その手段となる新たな分析技術の開発にも、髙城はいま力を注いでいる。「中外製薬は、バイオ医薬品の製品そのものは実績を上げているものの、その分析技術に関しては、まだまだ世界で認められる存在にはなっていません。さらに、バイオ医薬品の領域はいま急速な勢いで発展しており、従来の分析技術ではもはや対応できなくなりつつある。ですから、新たな分析法を研究開発していくことは、今後、中外製薬が世界で勝ち抜いていくためにも非常に重要なことだと捉えています。」新たな分析法を編み出し、成果を学会などで発表し、他社やアカデミアとも共創して技術を確立できれば、バイオ医薬品開発の成功確度を高め、さらに開発速度も上がっていく。中外製薬が主導することで、業界全体に良い影響を与え、より多くの患者さんに貢献したいと彼女は考えている。

こうした問題意識を社内に向けて自由に発信し、上司や同僚とフランクに語り合える風土が中外製薬にはあると髙城は言う。そもそも彼女が中外製薬に入社を決めたいちばんの理由も、面接時からこうした雰囲気を感じたからだった。「採用面接はとてもフランクなコミュニケーションで、私の意思を尊重してくれましたし、実際に入社してからも、自分がやりたいことを否定されたことは一度もありません。自ら望めば、どんなキャリアもかなえられる場だと思います。」中外製薬でこれからどんなチャレンジができるのか、髙城はいま胸を躍らせている。

※本記事の内容は取材当時のものです。

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