PNHについての悩みごとや疑問にお答えします。

PNHについての悩みごとや疑問にお答えします。

総合監修:

筑波大学医学医療系 
医療科学・血液内科 
教授  小原 直 先生

 

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)
についての日常の悩みごとや疑問

生活について

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)になると、
仕事をすることはできなくなるのでしょうか?

症状にもよりますが、PNHの治療と仕事の両立をしている方はいらっしゃいます。
PNH患者さんをはじめとする難病患者さんへの
就業支援も行われています。

PNHの症状の多くは適切な治療を行えばコントロールすることもできるため、仕事とPNH治療を両立させている患者さんは多くいます。
仕事と治療の両立にあたって不安な点がある場合には、かかりつけの病院のソーシャルワーカーの方や難病患者就職サポーターの方が配置されているハローワークなどで相談してみるとよいでしょう。
詳しい情報は、「厚生労働省.難病患者の就労支援」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/06e.html)(閲覧日:2026年1月13日)をご参照ください。

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)にかかっていても、
運動してよいですか?

体調が落ち着いていれば、
運動しても問題ありません。

治療によって体調が落ち着いている方は、PNHではない方と同じように過ごしても問題ありません。
治療をはじめて体調が回復してきた方などは、日常生活のなかで軽い運動などから少しずつ段階を踏んで、運動の量を増やしていくようにしましょう。また、疲れているときには無理をしないようにしましょう。

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)と診断された場合、
障害年金を受給することができますか?

障害認定の基準を満たした場合は障害年金を受け取ることができます。
ご自身が該当するかわからない場合には、
主治医に相談してみましょう。

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取ることができる年金です。
障害年金の対象となる病気には、「血液・造血器疾患」があり、PNH患者さんも障害認定の基準を満たした場合は障害年金を受け取ることができます。障害の程度は貧血の状態などによって決定します。
ご自身が該当するかわからない場合には、主治医やソーシャルワーカーの方に相談してみましょう。
障害年金の詳しいことは「日本年金機構ホームページ」(https://www.nenkin.go.jp/service/riyoushabetsu/disability/index.html#cmsseido)(閲覧日:2026年3月19日)をご参照ください。

青い鳥

障害の程度は、自覚症状、他覚所見、検査成績、一般状態、治療および症状の経過などにより、総合的に認定されます。

できるだけ出費を抑えたいです。
利用できる支援制度などはありますか?

難病医療費助成などの医療費助成制度や、傷病手当金、障害年金などの各種支援制度があります。

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は、国から難病に指定されています(指定難病)。PNHの症状の程度などによって、「難病医療費助成制度」や「高額療養費制度」など、利用できる制度が異なります。
また、要件に該当すれば、会社を休み給与を受け取ることができないときの所得を保障する「傷病手当金」が支給されるほか、障害認定の基準を満たした場合は、「障害年金」を受け取ることができます。そのほか、1年間の医療費が高額になったときの税負担を軽くするための制度として、「医療費控除」があります。
どのようなサポートが受けられるかわからない場合には、血液内科の先生や主治医、ソーシャルワーカーの方に相談してみましょう。

利用できる医療費助成制度は、「発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の患者さんが利用できる医療費助成制度」を、難病医療費助成は、「難病医療費助成制度」を、高額療養費制度による医療費助成は、「高額療養費制度」をみてね。

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)患者の
交流の場はありますか?

PNH患者さんや家族による情報交換ができる会として、「PNH倶楽部」や「再生つばさの会」などがあります。

詳しくは、患者会・支援団体一覧の「PNH患者さんによる患者会の情報」をみてね。

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筑波大学医学医療系 
医療科学・血液内科 
教授  小原 直 先生

2026年3月更新