総合
監修

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
トランスレーショナル・メディカルセンター長小牧 宏文 先生

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)のことを知りたい方DMDの治療どのように治療するの?

治療とリハビリテーションにはさまざまな専門家がかかわり、
患者さんとご家族をサポートします。

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の進行を抑制するお薬や、患者さんの体の中でつくられないジストロフィンと同様のはたらきをするタンパク質をつくる治療があります。
また、筋力低下に伴い発症するさまざまな合併症に対しても、リハビリテーションを通してケアすることが必要です。筋ジストロフィー(MD)におけるリハビリテーションは、患者さんの健康や活動範囲、生活の質(Quality of Life:QOL)を維持することを目的としています。機能回復や筋力増加などを目的とした筋力トレーニングなどは、患者さんの筋肉が傷つく可能性が高いため推奨されていません。

DMDの合併症に対するリハビリテーション1)

呼吸器ケア

呼吸機能低下へのケア

呼吸器ケアのイメージ

循環器ケア

心機能低下への対応

循環器ケアのイメージ

整形外科的ケア

脊柱側弯※1や関節拘縮※2
に対するケアなど

整形外科的ケアのイメージ
  • ※1:せきちゅうそくわん、背骨の周りの筋肉が弱いため
    に背骨がうねるように曲がること
  • ※2:かんせつこうしゅく、関節を伸ばしたり、曲げたり
    できなくなること

栄養学的ケア

食事指導、栄養チューブや
胃ろうなど

栄養学的ケアのイメージ

治療とリハビリテーションには、医師、看護師のほかにもさまざまな役割を持つ専門家がかかわります。患者さんとご家族を、多くの医療関係者が連携してサポートします。

  • 1)厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「筋ジストロフィーの標準的医療普及のための調査研究」班.リハビリのすすめ.
    https://mdcst.jp/reha/,(2026年6月15日閲覧)

総合監修

小牧 宏文先生

国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター
トランスレーショナル・メディカルセンター長

2026年7月作成