自律的なキャリア設計

社員自身がキャリアの主導権を持ち、自ら未来を描く

当社の新成長戦略であるTOP I 2030で掲げる「世界最高水準の創薬の実現」と「先進的な事業モデルの構築」の2つの柱を達成する最大のカギは、社員一人ひとりの価値創造であり、戦略や目標に向かって自律的に考え行動することが重要です。

そのため、会社として社員一人ひとりが自律的に中長期的なキャリアを選択できる仕組みを整え、年齢や属性に関わらず力を発揮できる環境作りに力を入れています。

キャリア自律にかける想い

TOP I 2030の「I」は「イノベーター」「私(I)」を示しています。当社のイノベーションの源泉は人であり、この先ますます社員一人ひとりの「自律」が重要になります。

「自律」の促進には、自分のキャリアのハンドルは自分が握っているという感覚が大切であり、人事戦略で極めて重要な「人財配置」についても、会社主導の任用から脱却し、社員の個々人の意思を信じ、委ねています。

社員一人ひとりが自律的なキャリアを歩む中で、社内でのキャリアアップはもちろんのこと、社外で挑戦してみたいという想いも真摯に受け止め、成長を期待して社員を後押しする風土が当社にはあります。社外で勉強・経験した社員が、いつか再び当社へ戻ってきたいと思えるような会社であり続けます。

具体的取り組み

ジョブポスティング制度

中外製薬グループ内で空席となっているポジションは全社員に公開されており、希望する社員は自ら手上げし、選考を経て異動することができます。旧来の会社主導の任用から脱却し、社員の自律的な意思に基づき異動を実現することができるため、社員が主体的にキャリアを描き、チャレンジできる環境を整えています。

職務等級制度の導入

当社では、一般社員・幹部社員ともに、職務等級制度を導入しており、それぞれのポジションの職務内容が明確化され社内に公開されています。今後目指すポジションに向けた能力開発・自己研鑽を行うことができる他、「このポジションを経験し、次はあのポジションを目指そう」というような中長期的なキャリア設計の具体的なマイルストンとすることも可能となっています。

※業務習熟などの観点から、新入社員など一部の社員については職務等級制度の対象外としています。

複線型のキャリアパス

当社では、社員の志向や適性に応じて複数のキャリアパスを用意しています。将来的に組織マネジメントを担うことを目指すキャリアパスや、その道のプロフェッショナルになることを目指すキャリアパスの他、製品価値最大化に必要な職務を担うプロジェクト専門のポジションも設定しており、ジョブポスティング制度と組み合わせることで、自身の志す将来像へ近づいていきます。

雇用上限年齢の撤廃

当社では、適所適財を掲げる中で、意欲能力があり一定の健康条件等を満たす社員については、退職を一律の年齢とせず、働き続けたい意欲とパフォーマンスに基づき、引き続き活躍いただく場を用意しています。

※2026年4月より実施

その他、取り組みの詳細は「キャリア支援」のページをご覧ください

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