総合
監修

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
トランスレーショナル・メディカルセンター長小牧 宏文 先生

よくある質問・用語集よくある質問

日常生活について

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)では、車いすの準備はいつ頃から検討するとよいでしょうか?

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車いすを適切に使うと、転倒の予防や疲労の軽減、歩行能力の長期維持に役立ちます。歩くことはできていても、「長距離を歩くのが難しくなってきた」「疲れやすくなった」「夕方になると足が痛むようになった」などの訴えがある場合は、主治医にご相談ください。

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者が車いすを購入する際、費用の補助を受けることはできますか?

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障害者総合支援法に基づく「補装具支給制度」の利用により、車いすの購入費用の助成を受けることができます。申請にあたり医師による意見書が必要なため、まずは主治医やリハビリテーションスタッフにご相談ください。

障害者総合支援法による補装具支給制度とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されており、自立支援給付のひとつとして、補装具の購入・修理費用を支給する制度が設けられています。

(参考)
厚生労働省.補装具費支給制度の概要.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/hosouguhisikyuuseido.html,(2026年7月6日閲覧)

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の介助でホームヘルパーや訪問看護を利用したいのですが、どこに相談したらいいでしょうか?

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市区町村の障害福祉関係の担当窓口で相談を受け付けています。

障害者総合支援法による居宅介護(ホームヘルプ)とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されており、介護給付のひとつとして、障がい児の場合はホームヘルパーによる居宅介護などを利用することができます。

訪問看護のサポートとは

訪問看護の利用は本来週3日までですが、DMD患者さんの場合は厚生労働大臣が定める疾病に指定されているため、週4日以上利用することも可能です。また、DMDは小児慢性特定疾病や指定難病に定められているため、訪問看護ステーションの利用を含むDMDに関する医療費の窓口負担を軽減できる場合があります。

(参考)
全国社会福祉協議会.障害福祉サービスの利用について(2024年4月版).
https://www.shakyo.or.jp/download/shougai_pamph/date.pdf, (2026年7月6日閲覧)

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者への栄養や食事の注意点はありますか?

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DMD患者さんでは、肥満や低栄養を予防するために、食事の量や内容の見直しが必要な場合があります。医療機関での栄養指導がある場合は、指導の内容に従ってください。また、病気の進行により食べ物を噛んだり飲み込んだりするための筋肉が弱くなると、食事量が減少し、低栄養のリスクが生じます。むせている場合や、食べ物を飲み込みにくそうな場合、患者さんご本人が喉に食べ物が残っている感じを訴えている場合は、噛みやすく飲み込みやすい形態の食事の検討が必要です。

(参考)
日本神経学会,他 監,「デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン」作成委員会 編.デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン2014. 南江堂; 2014.

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者が入浴する際に留意する点や工夫するとよい点はありますか?

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入浴時の介助は負担が大きいものです。患者さんご本人や介助者の転倒・けがのリスクを減らす方法として、手すりやシャワーキャリー、シャワーチェア、リフトなどを導入することが考えられます。また、ご家族だけで入浴介助をがんばるのではなく、ヘルパーや訪問看護などのサービスを利用することも選択肢になります。

日常生活用具の給付とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されており、地域生活支援事業のひとつとして、入浴担架などの日常生活用具を給付・貸与する制度が設けられています。また、DMDは小児慢性特定疾病に定められているため、医療受給者証をお持ちの患者さんは入浴補助用具などの日常生活用具の給付制度を利用できる場合があります。

障害者総合支援法による居宅介護(ホームヘルプ)とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されており、介護給付のひとつとして、ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴や排せつ、食事などの介護を行うサービスがあります。

(参考)
全国社会福祉協議会.障害福祉サービスの利用について(2024年4月版).
https://www.shakyo.or.jp/download/shougai_pamph/date.pdf, (2026年7月6日閲覧)

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者がトイレや浴室、階段に手すりを付けたい場合、費用の補助は受けられるでしょうか?

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各自治体には、手すりの設置をはじめとした住宅改修に必要な費用を助成する制度があります。制度の内容や要件は自治体ごとに異なるため、市区町村の窓口にご相談ください。

住宅改修費の給付とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されており、地域生活支援事業のひとつとして、日常生活用具を給付・貸与する制度が設けられています。住宅改修費の給付は、日常生活用具の給付に含まれるサービスのひとつで、生活動作を円滑にするための居宅生活動作補助用具の購入費および改修工事費を給付します。手すりの取付け、段差の解消、滑り防止・移動の円滑化などを目的とした床または通路面の材料の変更、引き戸などへの扉の取替え、洋式便所などへの便器の取替えなどが対象となります。

(参考)
全国社会福祉協議会.障害福祉サービスの利用について(2024年4月版).
https://www.shakyo.or.jp/download/shougai_pamph/date.pdf, (2026年7月6日閲覧)

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者は、地震や災害が起こったときのためにどのような準備が必要ですか?

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普段使っている日用品や食料を2週間分ほど余分に準備しておきましょう。避難袋にも3日分を目安に用意しておきます。また、人工呼吸器を使用している場合は予備の酸素ボンベや、呼吸器、酸素、吸引器のバッテリーがどのぐらい持つのか、事前に確認しておきましょう。アンビューバッグや手動吸引器などを用意しておくと、停電時にも使えて安心です。
自治体の避難行動要支援者登録制度に登録しておくなど、いざというときに支援が必要であることを伝えておくことも大切です。ヘルパーや訪問看護ステーションなどの連絡先も事前にひかえておきましょう。

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者は一人暮らしをすることは可能でしょうか?

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自立支援給付や地域生活支援事業といった支援サービスを利用しながら、一人暮らしをしている患者さんもいらっしゃいます。

障害者総合支援法による支援とは

DMDを含む筋ジストロフィーは障害者総合支援法による支援を受けられる病気に国から指定されています。支援には、大きく分けて介護給付や補装具などの自立支援給付、日常生活用具の給付などの地域生活支援事業があります。

(参考)
全国社会福祉協議会.障害福祉サービスの利用について(2024年4月版).
https://www.shakyo.or.jp/download/shougai_pamph/date.pdf, (2026年7月6日閲覧)

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者やその家族同士で情報交換をできる場はありますか?

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一般社団法人 日本筋ジストロフィー協会という全国組織の患者会があります。また、筋ジストロフィーを専門的に診ている病院で、患者さんやそのご家族同士が互いに支え合う「ピアサポート」が実施されていることもありますので、主治医にご相談ください。

総合監修

小牧 宏文先生

国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センター
トランスレーショナル・メディカルセンター長

2026年7月作成