中期経営計画

当社は新中期経営計画「IBI 18」(2016~2018年)を策定し、グローバルに飛躍し続ける企業への変革に向けて取り組んでいます。

名称・位置付け

名称

IBI 18のロゴ

IBI 18のロゴ

当社は新中期経営計画「IBI 18」(2016~2018年)を策定し、グローバルに飛躍し続ける企業への変革に向けて取り組んでいます。
新中期経営計画の名称である「IBI 18」は、計画最終年度の2018年に向けて“INNOVATION BEYOND IMAGINATION”(創造で、想像を超える。)という徹底した革新を追求する姿勢を表したものです。

位置づけ

ロシュとの戦略提携を活用した競争優位性発揮と、トップ製薬企業目標(~2010年代後半)の実現を通じたグローバルに飛躍し続ける企業への変革

策定の背景

前中期経営計画「ACCEL 15」(2013~2015年)の振り返り

前中期経営計画「ACCEL 15」(2013~2015年)では、定量・定性の両面で順調な成果を収め、「トップ製薬企業像」実現に向けた基盤を確立することができました。
特に研究開発面では、世界最先端の創薬技術による多くの革新的な研究テーマを創出するとともに、多くの有力な新薬候補を後期開発段階へと進め、これらを成長ドライバーとした大きな飛躍の機会を迎えつつあります。

外部環境の変化

グローバル

  • 世界的な人口増大・高齢化進展による医薬品の重要性上昇
  • ライフサイエンス・ICTの進化によるイノベーション創出機会の拡大
  • イノベーションによる成長を巡る企業間スピード競争の熾烈化

日本

  • 急速な高齢化進行と財政難を背景とした大幅な薬剤費抑制への圧力
  • 2016年4月特例拡大再算定導入
  • 2017年4月消費税増税に伴う3年連続薬価引き下げの可能性

中期経営計画「IBI 18」業績見通し

2015-18年のCore EPSの年平均成長率
Low single digit(3%台以下)

「IBI 18」期間における売上成長は、特例拡大再算定を含む薬価引き下げの影響を受け、これまでより鈍化する見通しです。こうした中、堅実な利益確保を図りつつ、今後の成長ドライバーとなる多くの有望な製品・プロジェクト、研究テーマへの優先的な投資と各機能の強化を進め、2020年代からの飛躍的な成長を確実なものとしていきます。
これらを踏まえ、「IBI 18」では、2015~18年までの「Core EPSの年平均成長率」として「Low single digit(3%台以下)」を見込んでいます(2015年平均為替レートベース)。

中期イベントと業績トレンド

中期イベントと業績トレンド

重点テーマ

グローバルトップクラスの競争力獲得・発揮 成長加速への選択と集中

「IBI 18」ではロシュとの戦略提携による競争優位性を活かしつつ、「グローバルトップクラスの競争力獲得・発揮」と「成長加速への選択・集中」の2つを重点テーマとして全社での変革を進め、「トップ製薬企業」目標の実現と更なる飛躍を目指します。

革新的技術によるファーストインクラス*1、 ベストインクラス*2となるプロジェクトの連続創出

抗体改変プロジェクト連続創出
  • 優先投資によるCPRでの研究テーマ創出加速
  • SMART*3に続く更なる革新的技術の確立
中分子創薬技術確立
  • 環状ペプチドをベースとする新規分子への次世代コア技術候補としての集中
  • 抗体・低分子では解決困難なUMN*4充足
がん・免疫研究基盤強化
  • アカデミアとの協働による革新的シーズ獲得
  • ロシュとの連携によるモレキュラーインフォメーション活用・バイオマーカー探索強化
  • *1 新規性・有用性が高く、これまでの治療体系を大幅に変えうる独創的な医薬品のこと
  • *2 標的分子が同じなど、同一カテゴリーの既存薬に対して明確な優位性を持つ医薬品のこと
  • *3 Sequential Monoclonal Antibody Recycling Technology
  • *4 Unmet Medical Needs

グローバルトップクラスのTCR*5・開発による早期上市・市場浸透の促進

emicizumab、atezolizumabの最優先開発推進
  • 臨床開発計画実行・メディカルプラン促進への優先資源投入
TCRによる早期PoC*6実現
  • 日米欧三極を軸としたグローバルトップクラスの質・スピードでの実行
  • PoC成功に向けた早期開発への資源集中
医療&経済価値証明プロセスの強化
  • 市販後の価値最大化を目指したIDCP*7の策定・推進
  • スムーズなロシュ・第三者への導出実現による後期開発加速
  • 更なる効率化による国内スピード開発
  • *5 Translational Clinical Researchの略で、創薬された化合物の科学的コンセプトを臨床で検証する、前臨床からPoC取得までのプロセス
  • *6 Proof of Conceptの略で、創薬段階で想定したコンセプトを臨床研究で証明すること
  • *7 Integrated Development and Commercialization Plan

グローバル複数同時開発・高速上市とコスト低減への製薬体制強化

早期PoC実現へのCMC*8開発基盤充実
  • 複数同時・高速上市への抗体・高活性低分子治験薬供給体制整備
  • 中分子等に対応した高難度製剤技術確立
後期開発〜市販後での競争基盤強化
  • PoC後の速やかな後期開発治験薬〜初期生産一貫供給実行のための体制強化
  • 高付加価値・低コスト製剤開発〜供給実現
  • グローバル競争優位を目指した将来生産体制構想立案・推進
QC, QA, レギュラトリー機能強化
  • グローバルトップクラスのQC, QA機能発揮
  • 開発・申請加速への戦略的レギュラトリー推進体制実現
  • *8 Chemistry, Manufacturing and Controlの略で、原薬プロセス研究と製剤開発研究、それに品質評価研究を統合した概念

機能間の協業・分業による高度・多様なソリューションの提供

成長ドライバー製品(アバスチン®・アクテムラ®等)とemicizumab, atezolizumabへの集中による売上成長実現
  • 複成長製品・有力新製品への集中
機能横断による高度なソリューション提供
  • 本部の枠を超えた専門家の連携による医療課題の解決
  • スペシャリティ領域での高度専門情報提供と医療連携支援
エリア特性に適応した戦略遂行体制確立
  • エリアの特性に合わせた機能横断チーム編成と自律的な戦略構築〜遂行
  • 本社・バックオフィス・グローバルネットワークによる支援

革新創出・環境変化対応の鍵となる人財の獲得・育成・配置を加速

革新加速のための重点強化ポジション選定
  • グローバルトップクラスの革新創出・環境変化対応の鍵となる重点強化ポジション・役割の選定と人財プロファイルの設定
  • 戦略のPDCAサイクルと連動したポジション・役割の見直し
適所適財による計画的かつ迅速な人財獲得/育成/配置
  • 重要ポジション候補の選抜とタフアサインメント等を通じたグローバルトップクラス人財への早期育成
  • 適所適財による社内外双方の人財プールからのタイムリーな登用

企業価値向上・株主還元の考え方

これまで同様、安定配当の継続を基本に、Core EPS対比の配当性向で「平均して50%を目処」とする方針

中外製薬は、イノベーションに集中し、グローバルヘルスケアへ新たな価値を提供し続けることにより、持続的に利益を創出し、企業価値向上を図ることを基本的な戦略としています。そして、こうして得た成果は、資本市場での評価獲得と安定した配当を通じて、株主の皆さまに還元していく考えです。
「IBI 18」では、これまで同様、安定配当の継続を基本に、Core EPS対比の配当性向で「平均して50%を目処」とする方針です。今後も、着実な利益成長を続け、適正な株主還元を行ってまいります。

説明会資料

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