事業所の社会貢献活動

地域社会とともに

中外製薬グループの事業所は、さまざまな社会貢献活動を行っています。2014年度に実施した社会貢献活動の中からご紹介します。

【宇都宮工場】

「子どものためのジャズコンサート」に協賛

2014年2月17日、ジャズによるまちづくりに努めている宇都宮市での地域貢献活動として、宇都宮市立国本中央小学校(宇都宮市宝木本町 児童数:415名)で行われた「子どものためのジャズコンサート」に協賛しました[主催:NPO法人 KidsFun(キッズファン)、後援:宇都宮市教育委員会]。

このコンサートは、子どもたちの成長過程における情操教育の一環として、音楽を通じて“本物に出会う感動”を子どもたちに届けることをねらいとして開催され、当日は宇都宮工場の社員5名がスタッフとして準備、運営、後片付けに協力しました。

コンサートはベーシストである古野光昭さんが率いる、国内トップクラスのプレイヤーで構成されるバンド「フルノーツ」が出演し、スタンダードナンバーである「A列車で行こう」から始まり、楽器の紹介、ジャズの音階やリズムなどの説明がユーモアを交えて織り込まれ、ジャズを知らなくてもわかるように楽しく進行しました。

校歌のジャズアレンジや、全児童の鍵盤ハーモニカとの合奏などもあり、終盤のメドレーでは子どもたちにおなじみの曲が演奏され、大合唱が湧き上がるほどでした。NHK連続ドラマ小説「あまちゃん」やアニメ「ルパン三世」のテーマ曲では大いに盛り上がり、皆立ちあがって飛びはね、プログラム終了後にはアンコールの声も飛び出して、冬の体育館は熱気に包まれました。今後も地域の社会貢献活動を継続的に実施していきたいと思います。

熱気に包まれる体育館

【鎌倉研究所】

地元中学校で出張授業「くすりと中外製薬」を実施

2014年1月30日、神奈川県鎌倉市立深沢中学校で、「くすりと中外製薬」というテーマで出張授業を実施しました。これは、深沢中学校のキャリア教育の一環として、職業の文化や知識を得ることを目的に中学1年生を対象に実施しているもので、学区にある企業や生活面で親しみのある企業、地元市役所などからの講師による授業が準備され、生徒たちはその中から2つを受講し、後日生徒間で得たことを発表し共有するというものでした。鎌倉研究所はこの中学校の学区内にある地元企業として協力しました。

医薬品については知っているようでよく知られていないのが現状です。そこで本題である鎌倉研究所での仕事の説明の前に、日本の医療の現状や“医薬品”の定義といった大きい話から少しずつ、使う言葉もわかりやすいように気をつけながら授業を進めました。新薬の成功確率や新薬の発売までにかかる年月を、「みんななら理科の実験、何回失敗したらあきらめる?」「今日発売された新薬があったとしたら、みんなが何歳のときに研究を始めたと思う?」といったように、身近に感じるクイズ形式で考えてもらい、参加型の授業になるように工夫しました。

受講した中学生からは、「人の命にかかわる仕事の重みを感じた」「薬にかける思いは熱かった」「当たり前に思っていた薬に、大きな感謝をしたくなった」「(中外の皆さんが)人のためになることを自分からすすんで一生懸命やる姿に感動した。自分もそういう大人になりたい」といったたくさんの感想をいただきました。薬、医療や健康に関心を持つ子どもが増えて、いつか同じ想いで一緒に働けるかも、と期待しています。

出張授業の様子

ポスター(拡大する

主催団体NPO法人 KidsFunの理事であり、バンドリーダーの古野さん(左から3人目)と当社社員

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