事業所の社会貢献活動(2011年度)

地域社会とともに

中外製薬グループの事業所は、さまざまな社会貢献活動を行っています。2011年度に各事業所で実施した社会貢献活動の中からご紹介します。

【藤枝工場】
藤枝市のほぼ中央を流れ、桜の季節には花見の名所としてにぎわう瀬戸川。2011年10月12日、瀬戸川の清掃活動を行いました。この活動は、藤枝工場をはじめ地域の18社が加盟している藤枝市環境保全協議会主催で、「ふるさとの川を守り、大切にするこころを広げる」を目的に実施しています。2003年から継続して行われ、今回もJAおおいがわ女性部の協力を得て、総勢約120名、藤枝工場からは6名が参加し、河川敷や土手のゴミなどを回収しました。

毎年継続して参加すると、回収するゴミの量も減り、河川の利用モラルが年々向上していることを感じますが、反面、土手の草むらをかき分けると、一般市民が投棄したと思われる生活ゴミが出てきたりします。まさにこの活動の開催目的である「川を守り、大切にするこころを広げる」活動の必要性を感じる場面です。今回の清掃活動で回収したゴミの量は約12m3。やや肌寒い日でしたが、回収が終わるころには参加者全員が心地よい汗を流していました。

土手の清掃

回収したゴミの分別作業

【富士御殿場研究所】
静岡県東部地区開催の「リレー・フォー・ライフながいずみ」は2011年で3回目を数え、過去2回参加の富士御殿場研究所は今年も参加しました。今回は長泉町の静岡がんセンター近隣での開催となり、会場に来られない患者さんの為に参加チームの代表者たちが会場を飛び出してがんセンター内を歩くという特別企画もありました。会場では山崎副社長を先頭に、当社からは研究所員とその家族、静岡がん専門一室員で総勢100名を越える参加者が「命をつなぐ」、「明けない夜はない」という開催テーマを心に刻み、9月10日土曜日の開会から翌日の日曜日の閉会まで、中外の旗をリレーして途絶えることなく歩き続けました。

また、今回は科学の不思議体験を通して患者さんやそのご家族に楽しんでもらおうと、「こども実験教室」を企画しました。家庭で用意できる道具や材料だけでブロッコリーからDNAを抽出してもらい、自分の目で見てもらうという内容です。先生役に立候補してくれた若手研究員たちが、手作りの紙芝居や模型でDNAを解説し、一緒に実験を行いました。用意した席は各回とも埋まり、「自分で抽出したDNAをおばあちゃんに見せるんだ」と喜んでいる未来の科学者もいて、研究所ならではのイベントを楽しんでいただきました。

こども実験教室の看板

実験教室の様子

「リレー・フォー・ライフながいずみ」に参加した中外の参加者

【本社地区】
2011年7月31日、中外製薬グループの本社地区の従業員と家族計45名が、「第41回名橋『日本橋』を洗う会」(主催:名橋「日本橋」保存会)に参加しました。初代の日本橋は1603年の江戸開府時に架けられ、20代目にあたる現在の日本橋が今年架橋100周年を迎えました。本社地区の参加者は日本橋川浄化セレモニーでは水質浄化作用のある微生物団子を橋から日本橋川へ力強く投げ入れ、橋洗いでは幼い子どもたちも積極的に加わって、自分の体より大きなデッキブラシで一生懸命に日本橋を洗いました。参加者からは、「橋洗いと聞いて少々地味だと思っていたが、にぎやかで楽しかった」「清掃を通じて日本橋をとても身近に感じることができた」「子どもに歴史のあるものを大事にすることを伝えることができた」「地域と密接に関わっていると実感した」などの感想が寄せられました。日本橋「架橋100周年」の今年、橋洗いに参加して日本橋の歴史と伝統を再認識した一日となりました。

橋洗いの様子

橋洗い後、日本橋のたもとに集合した参加者
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