中外製薬がよくわかるストーリー

個人投資家の皆さまへ 中外製薬のことを3つのステップでわかりやすくご紹介します
皆が知らない、 皆が待ち望むくすりがある。
世の中には、ドラッグストアなどで販売されるくすりと、そうではない、医師の処方が必要なくすりが存在します。
市販のくすりと異なり、宣伝されることもなければ、その名前が広く知られることも、あまりありません。
実は、医療の現場で使用されるほとんどが、こうした名もない、けれども絶対に必要なくすり。
そんなくすりにこだわり続ける製薬企業があります。そしてそこには、こだわり続けるだけの理由があります。
中外製薬は、ドラッグストアなどで販売される一般用医薬品ではなく、医師から処方される医療用医薬品に特化した研究開発・製造販売を行っています。

がん領域国内シェアナンバーワン、
骨・関節、腎領域国内トップクラスの製品力

中外製薬は医療用医薬品に特化した研究開発・製造販売を行う製薬会社です。
一般用医薬品と比べメディアへの露出も多くないため、多くの方にとってあまりなじみがあるとは言えないかもしれません。

【用途別医薬品売上高の状況(2019年:10兆9,557億円)】

図:用途別医薬品売上高の状況(2019年:10兆9,557億円、うち医療用医薬品87.8%、一般用医薬品6.2%、体外診断薬3.9%、原料その他2.2%)
  • 出典:厚生労働省「医薬品・医療機器産業実態調査」

医薬品市場の大部分は、医師から処方される医療用医薬品で占められています。

たとえば、日本人の2人に1人はかかると言われている「がん」。
中外製薬は、がん領域製品で15.2%(2020年)*と国内No.1のシェア*を誇ります。さらに、骨・関節領域においても国内トップクラスのシェアを獲得しています。
豊富な製品ラインアップを揃えるだけでなく、各領域に精通したエキスパートである約1,300名のMR(医薬情報担当者)を擁し、現場の医療関係者の方々にさまざまな情報提供を行っています。

  • Copyright ©️ 2021 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2020年暦年(1月~12月)をもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による

【がん領域における中外製薬の製品シェア】

図:がん領域における中外製薬の製品シェア
  • Copyright ©️ 2021 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2020年暦年(1月~12月)をもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による

強みであるがん領域において、中外製薬の製品は国内シェアNo.1を誇ります。


長期的視点に立ったパイプラインの構築が、
安定的な成長の実現につながります。

「パイプライン」とは、新薬の臨床試験から発売に至るまでの開発状況を示したもの。そこに多くの製品が揃っているということは、それだけ「継続的に新薬を創出していくことが期待できる」ということでもあり、パイプラインは、言わば製薬会社の将来を占う未来予想図ともいえるものです。

がん領域を例にとってみても、中外製薬のパイプラインの数は、国内屈指の充実度を誇ります。くすりを開発し、世に送り出すまでには、10年、あるいはそれ以上の長い時間がかかるものです。それだけに安定して継続的に新薬を上市し、企業としての持続的成長を実現できるよう、長期的展望に立った開発体制で、パイプラインの充実をはかっています。

新製品開発状況はこちらよりご覧ください。
新製品開発状況

富士の麓に息づく、 日本のものづくり。
静岡県御殿場市。富士を間近にのぞむ、くすりの研究所。
抗体医薬品技術をはじめとする最先端の科学を駆使し、世界でまだ誰も創ったことのない医薬品の研究が、夜を日に継いで進められています。
それは、研究者の着想から、幾年にもわたる地道な研究を経て、「くすりの種」を創る仕事。
ここで生まれたくすりの種は、さまざまな調査や臨床試験を経て有効性・安全性を確かめられ、「医薬品」へと育っていきます。
新薬を待ち望む患者さんのもとに届けたい―
研究開発に携わるすべてのスタッフの、たったひとつの、しかし心からの想いです。
日中、雄大な富士山を臨むことができる研究所の窓には、今夜も画期的な新薬の創造を照らす、希望のひかりが灯っています。
画期的な新薬を生み出し続けるその原動力は、中外製薬独自の創薬技術と、これまでに培ってきた豊富な研究・開発の蓄積。

最先端の医療を支える、業界トップレベルの
バイオ医薬品・抗体医薬品の創薬技術。

中外製薬は30年以上前からバイオ医薬品の研究開発に取り組んできました。バイオ医薬品とは、タンパク質や生物由来の物質から創られる医薬品のこと。なかでも、抗体医薬品は特定の細胞や組織に作用することで高い効果を発揮する、副作用の少ない医薬品として注目されています。

中外製薬は、国産初の抗体医薬品である「アクテムラ®」を世に送り出すことに成功。抗体医薬品の分野において、国内シェアNo.1**を獲得しています。「アクテムラ®」の開発成功によって、抗体医薬品の開発は大きな一歩を踏み出すことができました。
有効性・安全性に関する多くのデータやノウハウの蓄積は、同分野における中外製薬の高い優位性につながっています。

  • ** Copyright ©️ 2021 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2020年暦年(1月~12月)をもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による

【国内抗体医薬品 売上高推移】

国内医療用医薬品売上高と国内抗体医薬品売上高の推移を示したグラフ。2020年国内抗体医薬品売上高1兆4,547億円のうち、中外製薬シェアNo.1の22.5%
  • Copyright ©️ 2021 IQVIA. 出典:医薬品市場統計 2002-2020年暦年(1月~12月)をもとに作成 無断転載禁止 市場の範囲は中外製薬定義による

抗体医薬品の分野において、国内シェアNo.1を獲得しています。


時代に求められている技術と知見の蓄積が、
持続的成長の実現につながる。

世界の創薬のトレンドとして、低分子化合物を使った従来の医薬品から抗体医薬品へのシフトが進んでいます。ただし、抗体医薬品は構造が非常に複雑であるため、創薬には高い技術力が必要となります。

中外製薬は、抗体医薬品の特許出願件数ランキングにおいて、同じグループ企業である米国のジェネンテック社とともにトップグループを形成しています***。中外製薬独自の創薬技術と、長年培ってきた研究・開発の膨大な知見の蓄積は、画期的なくすりを生み出し続ける最大の原動力です。

大きく変化しつつある創薬トレンドにおいて、中外製薬独自の技術と知見は、まさに時代に求められているものだと言えます。

  • *** 出典)特許庁「平成26年度 特許出願技術動向調査報告「抗体医薬」」(平成27年3月)

【出願人別出願件数上位ランキング(日米欧中韓への出願:全体 出願年(優先権主張年):1971~2012年)】

出願人別出願件数上位ランキング(日米欧中韓への出願:全体 出願年(優先権主張年):1971~2012年)の表。順位 出願人名称 出願件数 / 1位 ジェネンテック(ホフマン・ラ・ロシュ子会社)(米国)2,458件 / 2位 ホフマン・ラ・ロシュ(スイス)1,180件 / 3位 ファイザー(米国)1,063件 / 4位 ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(米国)1,051件 / 5位 中外製薬(ホフマン・ラ・ロシュグループ)1,021件 / 6位 アムジェン(米国)1,008件 / 7位 バイオジェン・アイデック(米国)904件 / 8位 ノバルティス(スイス)773件 / 9位 協和発酵キリン 696件 / 10位 ジョンソン・エンド・ジョンソングループ(米国)642件 / 11位 アボット・ラボラトリーズ(米国)622件 / 12位 グラクソ・スミスクライン(イギリス)596件 / 13位 イーライ・リリー(米国)573件 / 14位 メドイミュン(アストラゼネカ子会社)(米国)557件 / 15位 イムノメディックス(米国)465件 / 16位 ユーシービーファーマ(ベルギー)446件 / 17位 メルク・アンド・カンパニー(米国)424件 / 18位 アメリカ合衆国(米国)410件 / 19位 Regents of the University of California(米国)375件 / 20位 INSERM(フランス)307件

国境を越えた日本のものづくり

そこは、様々な国籍や専門性を持つ研究者たちが集い、革新的な抗体医薬品の創製に取り組むサテライトラボ。

2012年1月にシンガポールに設立されたChugai Pharmabody Research Pte. Ltd.(CPR)は、中外製薬独自の抗体エンジニアリング技術を用いた抗体医薬品の研究・開発に特化したサテライト研究所です。CPRは、現地のシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)との共同研究にも取り組んでおり、現在、デング熱、新型コロナウイルスに対する抗体医薬品の開発が進行中です。

中外製薬ではオープンイノベーションの一環として、国内だけにとどまらず、内外の研究機関とのネットワーク構築に積極的に取り組んでいます。革新的な抗体医薬品を生み出すため、国境も国籍も越えて、日本のものづくりは世界へと拡がっています。

国境の壁を取り払い、患者さんの笑顔を取り戻す。
                        患者さんの笑顔を、健康を、そして人生を取り戻す助けともなるくすり。
                        実は、どの国、どの地域でも必ずしも同じような治療が受けられるわけではありません。
                        国によって承認のための条件も違えば、くすりの適用も異なるのです。
                        くすりは、患者さんの元に届いてこそのくすりです。
                        国・地域を問わず、同じくすりが提供され、同じ治療が受けられることは、多くの患者さんの願いであり、中外製薬の願いでもあります。
                        国境の壁を取り払い、患者さんの元へ―
                        革新的な新薬を、よりグローバルに。
                        中外製薬が目指すものは、より多くの患者さんの笑顔です。
                        世界でもトップクラスの製薬会社ロシュ。中外製薬とロシュ社は、戦略的かつ強固なアライアンス体制を築いています。

ロシュ社との戦略的アライアンスにより、
パイプラインの充実と海外への販路を確保しています。

ロシュ社はスイスを本社とする、世界トップクラスの製薬会社です。およそ150カ国で展開し、バイオ医薬品やがん・免疫系疾患・中枢神経系疾患などの医療用医薬品を強みとしています。中外製薬は2002年以降、ロシュ社と戦略的なアライアンス体制を築くことによって、さまざまなシナジー効果を生み出しています。

たとえば、中外製薬とロシュ社で開発パイプラインを共有することによって、将来にわたる安定した経営を実現することが可能であるとともに、ゲノム研究のツールや低分子化合物ライブラリーといった創薬基盤にアクセスできることにより、世界最高水準の研究開発体制を実現しています。また、ロシュ社にとってもアメリカ、EU、中国に次ぐ世界有数の医薬品市場である日本での確かな基盤を確保できるなど、双方にとってWIN-WINの関係を築いています。


いつでも、どこでも、同じように。
世界中の患者さんにくすりを届けること。

一般的に、国内の製薬企業にとって、海外への展開は営業基盤の問題もあり、大きな障壁があると言われています。中外製薬では、世界各国に拡がるロシュ社の販路を活用し、自社製品を世界中に展開しています。事実、中外製薬が開発した国産初の抗体医薬品「アクテムラ®」も、ロシュ社を通じて世界110カ国以上で承認されています(2021年5月時点)。

医薬品は世界各国の事情により適用や承認の条件が異なり、すべての国で同じように流通しているわけではありません。
当たり前のようですが、くすりは開発して終わりではなく、患者さんのもとに届いてこそ、意味を持つものです。くすりを待ち望む患者さんのためにも、製薬会社には国内だけではなく、グローバルに展開することが求められています。世界中どこでも同じくすりが提供され、治療を受けられるようになってほしい。中外製薬はこの想いをもとに、ロシュ社とのアライアンスを通じた自社製品の世界展開を進めていきます。

アクテムラ®世界110カ国以上で承認

詳しくはアニュアルレポート2020(統合報告書)をご参照ください。

アニュアルレポート2020(統合報告書)

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