2024年10月15日

副作用情報を手のひらに:スマートフォン版「副作用データベースツール」のリリース

患者さん中心の持続可能な医療

「患者さん一人ひとりに中外製薬の薬を安心・安全に使ってもらえるよう、必要な安全性情報を届けたい」

このような想いから、中外製薬は「副作用データベースツール(以降、DBツール)」を公開し、医療関係者の皆様からご報告いただいた当社の医薬品に関する安全性情報(副作用情報)をタイムリーに医療機関に還元しています。*1「電子化された添付文書」等の補助情報として、本ツールは公開以来、医療関係者の皆様に活用いただいております。*2

2024年10月、少しでも早く安全性情報にアクセスしたいという医療関係者の皆様からの声に応え、新たにスマートフォン版をリリースいたしました。PC・タブレット・スマートフォンといった様々な端末から「副作用DBツール」へアクセスいただくことが出来るようになり、利便性がさらに向上いたします。

スマートフォン版「副作用DBツール」の想定される活用場面

パソコンがお手元にない・開くことが出来ない場面でも、必要な安全性情報をお調べいただくことが可能になります。

想定される活用場面:

  • パソコンがお手元にない病棟業務中
  • 外部環境に繋がるパソコンがない診療の最中

 

画面イメージ

スマートフォンの画面上で、患者さんの年齢・性別・合併症などの条件に応じた、副作用の発現時期、転帰、処置、詳細な経過等の確認が可能です。

従来と比べ、より多くの場面において、患者さん一人ひとりに合わせた情報を医療関係者の皆様にスムーズにお届け出来ると考えています。

*1 副作用情報閲覧ツール「副作用データベースツール」のリニューアル(2024年7月1日)
*2 医療関係者向けウェブサイト「PLUS CHUGAI」会員に向けた限定公開

 

関連記事:
開発・運用メンバーのインタビュー記事を中外製薬公式noteにて公開しています。ぜひご一読ください。
「患者さんにとって本当に価値ある情報を迅速に届けたい」医薬品の適正使用推進の要、「副作用データベースツール」に携わるデータサイエンティストと企画担当者に聞く、当社の医薬安全性の取り組み(2022年11月15日)