2024年07月01日

副作用情報閲覧ツール「副作用データベースツール」のリニューアル

患者さん中心の持続可能な医療

「患者さん一人ひとりに中外製薬の薬を安心・安全に使ってもらえるよう、必要な安全性情報を届けたい」

このような想いから、当社は「副作用データベースツール(以降、DBツール)」を2016年にリリースし、医療関係者の皆様からご報告いただいた当社の医薬品に関する安全性情報(副作用情報)を、タイムリーに医療機関に還元してきました。

「副作用DBツール」には国内・市販後の32万件*1のデータが搭載されており、電子化された添付文書等の補助情報として医療関係者の皆様に活用いただいています。2020年からは医療関係者の皆様のPCからも閲覧いただけるよう、医療関係者向けウェブサイトでも公開*2しています。

 

 想定される「副作用DBツール」の活用場面

  • 中外製薬の薬剤をご使用中の患者さんに副作用が起きてしまったとき
    • 他の施設ではどのような処置をされているか参考にする
    • 起きた副作用はどれくらいの期間でどのような転帰を辿るのか参考にする
  • 中外製薬の薬剤について、患者さんへの処方を検討するとき
    • どのような副作用の報告があるのか把握する
    • 気になる副作用の処置・転帰を予め知っておく

 

そして2024年7月、「医療関係者の皆様が必要な安全性情報へ、わかりやすく迅速にアクセス出来る」というコンセプトのもと、より直感的な操作性を実現するためにユーザーインターフェースを刷新しました。*3

 

2024年7月の「副作用DBツール」リニューアルのポイント

  1. 少ないクリック(最短3ステップ)で必要な情報へアクセス出来る
  2. 簡単に知りたい副作用を検索することが出来る
  3. 電子的な添付文書等の資材へアクセス出来る

 

画面イメージ

患者さんの年齢・性別・合併症などの条件に応じた、副作用の発現時期、転帰、処置、詳細な経過の確認が可能です。

副作用の転帰や発現時期に関する表・グラフ

このリニューアルにより、患者さん一人ひとりに合わせた情報をよりスムーズにお届け出来るよう、引き続き安全性情報提供活動に努めてまいります。

 

*1 2024年5月時点
*2 医療関係者向けウェブサイト「PLUS CHUGAI」会員に向けた限定公開
*3 2024年12月にスマートフォンへの対応を予定 

 

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開発・運用メンバーのインタビュー記事を中外製薬公式noteにて公開しています。ぜひご一読ください。
「患者さんにとって本当に価値ある情報を迅速に届けたい」医薬品の適正使用推進の要、「副作用データベースツール」に携わるデータサイエンティストと企画担当者に聞く、当社の医薬安全性の取り組み(2022年11月15日

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