2023年12月27日

障がい児を対象とした定期クラスへの支援

社会貢献 共生社会 障がい者スポーツ
中外製薬は、障がいの有無や性別などにかかわらず、それぞれが自分らしく健康に、多様な人々と共に生きる社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進しています。その一つに、障がいの有無にかかわらず子どもたちが運動を楽しむ機会を継続的に提供することを目的として、一般社団法人センターポール(以下、CP)の「CPアダプティブスポーツクラス」、一般社団法人HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS(以下、HAS)の「HASスクール」、一般社団法人日本アダプテッドブレイキン協会(以下、JABA)の「みんなのダンス教室・発表会」を支援しています。

CPアダプティブスポ―ツクラス

JABAみんなのダンス発表会

HASスクール

これらの団体が開催する定期クラスは、子どもたちが車椅子バスケットボール、車椅子テニス、車椅子ソフトボール、ダンスといった様々な運動を継続的に楽しむことができるとともに、他者との交流を通じてコミュニケーション能力や、自己表現、自己管理などの力を培う機会にもつながると考えています。今回、このような活動が子どもたちに与える影響を測ることを目的として、上記3団体の2022年度クラス参加者を対象に行ったアンケート結果をご報告いたします。

               【アンケート結果】
■クラス合計実施回数:65回(2022年1月~2023年3月)
■クラス参加人数:計953名(同一参加者による重複カウントあり) 
■アンケート回答協力者:46名
■種目:車椅子バスケットボール、車椅子テニス、車椅子ソフトボール、マラソン、スキー、ダンスなど

設問①:今後何か新しいことにチャレンジしようと思えるようになりましたか?(はい77%、いいえ23%)

設問②:自分自身で時間管理、外出の支度、準備、移動などができるようになりましたか?(はい70%、いいえ30%)

設問③:相手の気持ちを理解したり、自分の感情や想いを表現できる力がつきましたか?(はい80%、いいえ20%)

*注:本アンケートは、一般社団法人センターポール(CP)、一般社団法人HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS(HAS)、一般社団法人日本アダプテッドブレイキン協会(JABA)の協力を得て実施しています。各団体が実施しているプログラムは異なりますが、設問を統一し集計しています。
*注:アンケート対象者は主に障がい児としています。プログラムの特性上、一部に健常者の回答(6件)が含まれています
*注:回答は一部保護者による代筆を含んでいます。

アンケート結果では、いずれの設問においても参加者のうち7割以上の子どもたちが、自身のポジティブな変化を感じていることがわかりました。以上の結果から、定期的な運動機会を提供することは、運動機会の創出のみならず、子どもの自立・自律や社会性にも良い影響を与えることが示唆され、当社がこのような取組みを継続的に支援していくことは、その先にある共生社会の実現に寄与できると期待しています。

当社は引き続き、障がいのある⼦どもたちが様々な⼈との関りを持ち、多様な考えを育むことや、社会進出のきっかけにつながることを応援してまいります。

【障がい者スポーツ支援の動画はこちら】
https://www.chugai-pharm.co.jp/sustainability/community/parasports/index.html 

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