見せたい、伝えたい、私たちの職場 ―中外製薬100周年『Chugai Day』で実現する人のつながり

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親子が大きなスクリーンの前で展示を見ている

2025年3月10日に創業100周年を迎えた中外製薬。この記念すべき節目を祝い、社員の家族・パートナーに日頃の感謝を伝え、会社の歴史や仕事内容を知ってもらうイベント『Chugai Day』を事業所毎に開催しています。このイベントは単なる社内行事ではなく、革新的な医薬品を通じて患者さんに貢献する中外製薬の使命と、それを支える人々のストーリーを共有する場となっています。7月26日(土)に約2,200名の社員と家族が参加した日本橋本社のChugai Dayを中心に、当社の企業文化が息づくイベントの様子と、事務局リーダーである齋藤、水田へのインタビューを紹介します。

 

100年の歴史や社員の未来への想いを紹介する「創業100周年サイト」はこちら

https://www.chugai-pharm.co.jp/100th/

社員主導で創る医療の未来と感謝のカタチ

「お父さんの会社で、薬を作るためにこんなに色々な人が働いているんだ!」「ママの仕事が患者さんの役に立っているって初めて実感した」—7月26日の日本橋本社Chugai Dayでは、子どもたちの驚きの声があちこちで聞こえました。普段は社員が働くオフィスが、約2,200人の社員とその家族で賑わう特別な場所に変わったのです。このイベントをリードしたのが、人事部の齋藤達郎とESG推進部の水田周男をリーダーとする23名の事務局メンバーです。

 

「昨年10月から準備を始め、『どうすれば家族に私たちの仕事の意義を伝えられるか、楽しんでもらえるか』を議論しました」と齋藤は語ります。「当社が扱う薬は医療用医薬品なので店頭で見かけることがなく、一般の人々には親しみにくいかもしれません。しかし、その背後には患者さんの生活を良くしたいという社員一人ひとりの想いがあります。その想いを家族と分かち合い、家族に感謝する場にしたかったのです」

 

社内公募で手を挙げた事務局メンバーは、昨年入社したキャリア入社の社員、長年勤務しているベテラン社員まで幅広く、部門も役職も様々でした。各事業所でも同様に実行委員会が組織され、それぞれの特色を活かしたイベントが展開されています。「公募で集まった一人ひとりがリーダーシップを発揮して『100年の機会を盛り上げたい』『他部門の人との連携を深めたい』と前向きに取り組みました」と水田は語ります。

スタンプラリーに参加する子ども
オフィスの展示を巡るスタンプラリー 
『Chugai Day』事務局リーダーの斎藤と水田が笑顔でポーズをとっている写真
左:齋藤 右:水田

多彩なプログラム、薬の町「日本橋」とのつながりも大切に

日本橋本社のChugai Dayでは、各部門の仕事解説のパネル展示やクイズ大会、子供向けの薬剤師の仕事体験ワークショップなど多彩なプログラムが用意されました。

白衣を着た子供たちが薬剤師のお仕事を体験している様子
薬剤師のお仕事体験ワークショップ
子どもが大きなパネルを見ながらくすり開発クイズに挑戦している様子
くすり開発クイズに挑戦
子どもが植物の葉を使ってにおいのくすりづくりを体験している様子
においのくすりづくりを体験
イベントで作ったくすりを手に笑顔を見せる親子
においのくすりをつくろう!親子ワークショップ

「会社を知る」だけでなく「日本橋という地域を知る」という視点も大切にされました。江戸時代から薬の町として知られる日本橋の歴史や文化を取り入れたプログラムが人気を集めました。

「どら焼きづくりや、手ぬぐい専門店の巾着袋づくりなど、日本橋の老舗企業と協力した体験を実施し、楽しんでもらいました」と齋藤。遠方に住む両親を招待して参加する社員も多く、「娘の職場や同僚を実際に見ることができ、安心と感謝の気持ちでいっぱいです。」といったご両親からのコメントも寄せられました。

巾着づくりの運営サポートメンバーの写真
巾着づくりの運営を社員でサポート
イベントで作ったどら焼きを手に笑顔を見せる子どもたち
社内カフェでどら焼きづくり

人と人とのつながりを大切にする中外のカルチャー、次の100年に向けて

水田は「100年続いてきた会社の強みのひとつは、人と人とのつながりを大切にするカルチャーだと思います。Chugai Dayでも事務局メンバーだけでなく、事前準備や当日スタッフとして関わった社員ひとり一人に、中外全体のモチベーション向上につなげようという行動力が表れていました」と語ります。参加された方からは、「自分の家族がどんな職場で働いているかを初めて具体的に知ることができた」「子どもたちが実験コーナーに夢中になり、科学への興味が広がった」「社長や役員が楽しそうにステッカーを配ったり、社員の方々の温かい対応が印象的だった」といった声が多く寄せられました。

 

「Chugai Dayは単なる記念イベントではなく、私たちの仕事の意義を家族や地域社会と共有して再認識する貴重な機会となっています。ここで生まれた絆を大切に、これからも革新的な医薬品を通じて患者さんに貢献していきたいと思います」と齋藤は笑顔で締めくくりました。

 

薬の町、日本橋と中外製薬のゆかりの地を紹介

延べ10,000人が参加、国内外で開催されるChugai Dayピックアップ

 

Chugai Dayは今回ご紹介した日本橋本社だけでなく、国内外の事業所、研究所、生産工場などでも開催されています。その規模は、年間で約16箇所、延べ10,000人となる見込みです。各拠点のイベントをピックアップしてご紹介します。

 

 

中外製薬工業株式会社 藤枝工場

 

社員・家族あわせて約700名が藤枝工場に来場し、工場見学会や広い敷地を利用したロードトレインを実施

広い敷地内をロードトレインが走行している様子
ロードトレイン
工場見学をしている子供たち
藤枝工場見学会

中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド(Chugai Pharma Europe Ltd.)

 

スペインのマラガにフランス、ドイツ、イギリスのメンバーが集まり、中外製薬創業100周年とビジネスの成果を祝う

中外製薬創業100周年記念イベント(中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド)参加者の集合写真
中外製薬創業100周年記念イベント(中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド)参加者の集合写真

台湾中外製薬股份有限公司(Chugai Pharma Taiwan Ltd.)

 

台北圓山花博公園に約200名が集まり、SDGs展示や宝探しアドベンチャーを体験

中外製薬創業100周年記念イベント(台湾中外製薬股份有限公司)参加者の集合写真
中外製薬創業100周年記念イベント(台湾中外製薬股份有限公司)参加者の集合写真

中外製薬 九州統括支店

 

社員・家族あわせて約300名が福岡に集合。仕事体験ではリアルな会議に子供たちも参加

社員と子どもたちが模擬会議に参加している様子
模擬会議
社員による質問に回答しようとしている子どもの様子
模擬会議で質疑応答に挑戦

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