知的財産

中外製薬は、グローバルな知的財産戦略を革新的新薬の創出を支える基盤としてとらえ、経営戦略および研究開発戦略との一体化を図ることで、製品の競争優位性と事業の自由度の確保につなげています。重要な研究開発プロジェクトには集中的に資源投入して知的財産の確保を進めると同時に、ロシュ社とのグローバル共同開発を視野に入れて、海外での権利化も積極的に展開しています。製品に関連する特許出願では、物質特許、用途特許に加え、製剤、製法、診断方法、個別化医療などに関するライフサイクル特許についても、戦略的に特許出願を行っています。革新的抗体エンジニアリング技術や中分子創薬技術などの重要な創薬技術についても、グローバルでの権利化を推進し、知財戦略の立案・遂行に活用しています。加えて、ますます複雑化・高度化する抗体エンジニアリング技術に関連する特許については、独自のデータベースを構築することで、他社動向の把握を含めて知的財産戦略の立案に活用しています。

中外製薬の知的財産戦略

知的財産戦略と研究戦略の一体化(戦略MIX)

中外製薬では、抗体エンジニアリング技術や中分子創薬技術を重要な創薬技術基盤として位置づけ、基本技術の開発と製品化への応用を両輪とした研究開発戦略を展開しています。2018年から富士御殿場研究所と鎌倉研究所に知財リエゾンを配置して研究初期段階での連携を強化し、技術や権利のホワイトスペースに自らの技術や開発品のポートフォリオを構築する戦略MIXを強化・推進しています。製薬本部とも知財検討会を月次で開催し、製薬分野でも同様の戦略MIXを推進しています。2019年には、IFReC*との「連携推進ラボ」に知財リエゾンを配置し、同様の取り組みに着手しました。

  • * 大阪大学免疫学フロンティア研究センター

競合環境の変化を踏まえた製品価値の最大化

自社製品ポートフォリオのグローバル化や開発品および創薬技術のポートフォリオの拡大に伴い、競争環境はますます激化しています。製品、開発品、技術の価値を最大化するためには、他者の有効な権利を尊重する一方で、自社の知的財産の価値最大化に向けた知財活動がこれまで以上に高度化することが求められています。
知財活動においては、ビジネス部門、法務部との連携に加え、ロシュ社やジェネンテック社などの関係会社および外部弁護士などの社内外のステークホルダーとの連携を密にしています。中外製薬が社会へ価値を提供し続けるために、今後さらにこうした連携を深めた知財活動を展開していきます。

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研究・開発

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