社名とロゴマークの由来
中外製薬の社名の由来
「中外製薬」の前身である「中外新薬商会」の創業の際(1925年3月10日)、創業者の上野十藏氏が「やがては日本の医薬品も海外に出したい」という願い(抱負)を込め、「国内と国外」という意味で「中外」と命名されました。
ロゴマークの由来

1931年(昭和6年)
中外新薬商会の英語表記の頭文字をとった「CSS」を図案化したものが最初のマークです。


1937年(昭和12年)
高田工場を建設した当時、同じく中外新薬商会の頭文字「T(Tyugai)SS」を社章として制定しました。


1938年(昭和13年)
昭和13年頃には、“薬”という文字を背景にして、「中外」の社名をもとにしたロゴに変更しています。


1947年(昭和22年)
当時の主力製品であった鎮痛・消炎・解熱剤「ザルソブロカノン(ザルブロ)」(昭和5年自社開発)という注射薬のアンプルを真ん中に、化学記号のベンゼン核がこれを取り巻く、中外の「中」を象徴した現在のデザインの原型にも当たるロゴを完成しました。


1962年(昭和37年)
丸型だった注射薬アンプルを現在のシャープなアンプルの形に変更しました。


1968年(昭和43年)
下部に「中外」の文字をいれたものを併用しました。


1979年(昭和54年)
8月、従来の社章を基本に“面”としての訴求力を強め、「CHUGAI」の文字を配して、社章としての意味づけを確立したデザインに改めました。
同時にコーポレートカラーとして「中外グリーン」を定め、“生命”
“安全” “成長” “清潔”
など、健康関連企業にふさわしいイメージを色彩的に付与しました。


2002年(平成14年)
10月、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社との戦略的アライアンスを機に、従来のデザインの下にロシュ社のマークを併記してロシュ・グループメンバーの一員であることを示しました。さらにコーポレートカラーをグリーンからブルーに変更し、「海の色(母なる海、命を、その根源まで深く見つめて新薬を開発していきます)」「空の色(大空を自由に羽ばたくように、創薬の無限の可能性を追い求めていきます)」「地球の色(この星に暮らす全ての人の“いのち”をグローバルな視野で見守っていきます)」を表現しました。


2025年(令和7年)
コーポレートカラーのブルーを従来よりも鮮やかな色に変更し、より視認性を高めました。