2025年03月17日
藤枝工場が令和6年度エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰を受賞

中外製薬のグループ会社である中外製薬工業株式会社 藤枝工場は、2025年2月13日に開催された「令和6年度関東地区省エネルギー月間表彰式」において、エネルギー管理優良事業者等として「関東経済産業局長表彰」を受賞しました。
エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰について
経済産業省関東経済産業局が毎年2月の「省エネルギー月間」に合わせて、省エネルギーの一層の普及促進を図るため、省エネルギーへの貢献が顕著であった優良事業者等を表彰するものです。
当工場の省エネルギー活動について
藤枝工場では、長年にわたる独自の省エネ意識醸成に向けた啓発活動により、製造部門から効果的な省エネ活動事例が発案されました。本活動は、医薬品製造業特有の厳格な品質管理要件がある中で、クリーンルーム環境を有する製造棟内の空調換気回数を最適化し、空調風量を従来の2/3に削減することで、クリーンルームの環境に求められる品質を維持しながら大幅なエネルギー削減を達成しました。当社は、社員の提案を実現可能にする組織体制を構築しており、この成果は当工場の他製造棟にも展開されています。引き続き、藤枝工場全体で継続的な省エネ活動を推進しています。
中外製薬グループは、中期環境目標2030で延床面積あたりのエネルギー消費量2019年比で2025年5%削減、2030年15%削減という目標を設定しています。今後も、高エネルギー効率設備の導入、燃料転換、エコカーの導入や、日々の事業活動における省エネ運動等によりエネルギー消費量を削減する取り組みを進めていきます。
経済産業省関東経済産業局によるニュースリリース
https://www.kanto.meti.go.jp/press/20250206shouene_hyousyou_press.html
エネルギー管理者のコメント
中外製薬工業 藤枝工場 施設グループ 本間 謙一

藤枝工場では、複数部門の協力により省エネルギー活動が成功を収めました。この活動は、工場全体のエネルギー効率向上を目指し、製造、品質保証、施設管理など、異なる専門性を持つメンバーが協力して取り組みました。この取り組みにより、工場のエネルギー効率が向上し、環境負荷の軽減につながりました。藤枝工場では今後も、新棟建設に伴うエネルギー使用の最適化や、さらなる省エネ技術の導入を検討し、継続的な改善に努めてまいります。
中外製薬グループの開発・生産拠点である中外製薬工業の3⼯場(宇都宮、浮間、藤枝)における環境への取り組みはこちらをご覧ください。
https://cpmc.chugai-pharm.co.jp/sustainability/environment/index.htm