2022年11月15日

新研究拠点「中外ライフサイエンスパーク横浜」 福利厚生棟における自然冷媒空調システム採用(中期環境目標フロン類使用量2030年100%削減に向けて)

環境

中外製薬グループでは、持続可能な地球環境の実現に貢献すべく、2030年を最終年とする中期環境目標を策定し、環境保全活動を継続的に推進しています。この重点項目の一つとして、世界的にも最重要課題である気候変動対策を選定しており、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を60~75%削減するという目標を設定しました。温室効果の大きい代替フロン*1を含むフロン類の排出抑制にも取り組み、温室効果の小さい自然冷媒*2への転換を進め、2030年までに100%削減することを目指しています。

2022年10月に竣工(2023年4月稼働予定)の新研究拠点「中外ライフサイエンスパーク横浜」福利厚生棟(保育園)において、中外製薬グループでは初めて、居室空調用として自然冷媒であるCO2冷媒を使用したシステムを採用しました。空調設備会社と議論を重ねてシステムを導入し、冷凍冷蔵倉庫用の冷凍機、給湯用の給湯器で作られた冷温水を建物に送り、空調します。この建物では厨房にて使用する冷凍冷蔵庫も自然冷媒の機種を採用し、建物全体でフロン類使用量ゼロとなります。

今後も、国内外の関係会社を含めた全ての拠点において、自然冷媒を使用した機器への更新、さらに建築会社・設備・機器メーカーなどとの技術開発も積極的に進め、温室効果の小さい自然冷媒への転換を推進し、気候変動対策に取り組んでまいります。



*1 オゾン層破壊物質としてモントリオール議定書で削減対象とされた特定フロンを代替するために開発されたフロン
*2 自然界の中に元々存在している物質を使った冷媒

 

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