2022年02月22日

NMOSD啓発イベントを開催「10月24日はNMOSDの日」

患者さん中心の持続可能な医療

NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)は患者さんの9割が女性で、日本では患者数が約4,300人*¹とされる指定難病*²です。自分の細胞を間違って攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつで、主に脳や脊髄、視神経といった中枢神経に炎症が起こるのがこの病気の特徴です。人によって炎症が起こる部位が異なるため、症状もさまざまです。

この病気に関する理解を深め、多くの方に関心を持っていただくことを目的に、「NMOSDの日」である10月24日にNMOSD啓発イベントを開催いたしました。

プログラム

1.ご挨拶
 特定非営利活動法人MSキャビン理事長 中田 郷子さん

2.講演『NMOSDってどんな病気?』
 東京女子医科大学八千代医療センター
 脳神経内科 准教授・診療科長 大橋 高志 先生

3.トーク&ミニコンサート『NMOSDの発症、そして現在』
 ソプラノ・NMOSD患者さん 坂井田 真実子さん
 https://sakaidamamiko.com/profile/  (閲覧日:2022/02/20)

中外製薬は、NMOSDの患者さんやご家族がより良い生活を送ることができるよう、そして多くの方にNMOSDに関する理解を深めていただけるよう引き続き努めてまいります。


関係者のコメント

ソプラノ・NMOSD患者さん 坂井田 真実子さん:
「私は、プロのソプラノ歌手として活動していた2016年にNMOSDを発症しました。一時は下半身不随となり、現在も様々な症状や後遺症はあるものの、またステージに立って歌うことが出来ています。私を支えてくれた『歌』の力を通じて、同じようにNMOSDと共に生きる皆さんやご家族の方に少しでも希望をお届けできたなら嬉しいです」

東京女子医科大学八千代医療センター 脳神経内科 准教授・診療科長 大橋 高志 先生:
「近年はNMOSDの病態の解明が進み、複数の治療薬が登場しました。良い状態を保つためには、早期に診断して適切な治療を続けることが重要です。NMOSDについて正しく理解していただくため、わかりやすく解説するよう努めました」

特定非営利活動法人MS キャビン 理事長 中田 郷子さん:
「今年もNMOSDの日にこのようなイベントが開催されることを嬉しく思います。この病気は、周囲からは分からないような症状も多く、社会的にまだまだ理解されていません。こうした取り組みなどを通じて、今後も社会的な理解が少しでも進むことを期待しています」

*¹ 玉腰暁子:全国疫学調査によるNMO患者の臨床像 免疫性神経疾患に関する調査研究. 2014:平成25年度総括分担報告書:80-90
*² 視神経脊髄炎スペクトラム障害は、指定難病の視神経脊髄炎と同義です


中外製薬公式YouTubeチャンネルにてイベントの動画を公開中です。
https://youtu.be/5OrBCQFIILo

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NMOSD啓発イベント「10月24日はNMOSDの日」(49:03)

NMOSD啓発イベント「10月24日はNMOSDの日」

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