2021年04月23日

カンボジアの医療関係者を対象としたチーム医療ワークショップをオンラインで開催

患者さん中心の持続可能な医療 グローバルヘルス 社会貢献

飛躍的な経済成長の一方、カンボジアの保健・衛生事情は未だ発展途上であり、国民の医療・衛生に関する知識不足、保険制度の不備、医療設備の不足など、解決すべき課題が数多く残されています。とりわけ医療関係者の絶対数の不足は深刻であり、国民の質の高い医療へのアクセスを阻む大きな障害となっています。この課題の解決に向け、中外製薬は特定非営利活動法人ジャパンハート(以下、ジャパンハート*)と共にカンボジアにおけるチーム医療ワークショップを3月6日と19日に開催しました。

中外製薬は、医療のさまざまな担い手が目的と情報を共有し、互いに連携・補完したうえで医療を提供する「チーム医療」の日本国内での推進に長年携わってきました。この経験をもとに、限られた人的資源の連携を支援し、カンボジアにおける質の高い医療の実現に貢献すべく、現地の医療関係者を対象とするチーム医療のワークショップを昨年から開催しています。二度目となる今回は、COVID-19の流行を鑑み、初めて日本からのオンライン講義による開催となりました。
昨年度の活動内容はこちらからご覧ください

昨年の参加者からのフィードバックを踏まえ、今回は「効果的なフィードバックと傾聴」をテーマとしたセミナーを実施しました。2日にわたる日程のうち、初日は現地で働く日本人医療関係者を対象として日本語で、2日目はクメール人医療関係者を対象にクメール語の通訳を介して開催し、合わせて17名が参加しました。参加者からは、内容も実践的で大変有意義な研修だったとの感想をいただきました。

今後も中外製薬の強みを活かした継続的な支援活動により、患者中心の高度で持続可能な医療の提供を目指し、引き続きグローバルヘルスへの貢献に努めていきます。

 

参加者のコメント

ジャパンハート 理事・医師・カンボジア病院事業責任者 神白 麻衣子氏
この度の研修は、前回の実施から1年がたち、当時教えて頂いた内容の記憶が薄れ、モチベーションも落ち始めている時期だったので、フォローアップ研修を実施できたことで再度チームの一体感を得ることができ、リーダーのスタッフ一人一人の意識の向上にもつながりました。内容も実践的で大変有意義な研修となりました。また、今回はオンラインで実施することになり、特にカンボジア人スタッフは講師との間でカンボジア語通訳を挟む上に、長時間の研修で、参加人数も多く、最後まで集中して学ぶことができるか、いささか不安がありましたが、昨年カンボジアに実際にお越し頂き、既に当院スタッフとの関係が出来ていた講師の先生にフォローアップして頂けたおかげで、ほとんど違和感なく研修を受けることができました。当院でこのように海外からオンラインで研修を実施するのは初めての試みでしたが、今回スムーズに行えたことで、コロナ禍でも学びを深められることに可能性を感じました。 今後もここで勉強したことを活かして、更にコミュニケーションを重ね、より成熟したチームを作っていけたらと思います。

ジャパンハートこども医療センター 看護師 Soun Vichea(ソーン ビチア)氏
まず感謝の気持ちを伝えたいです。今回のワークショップに参加させて頂けて嬉しかったです。特に私たちの病院では医師、看護師、助産師、薬剤師、事務職員といった様々な業種のスタッフが勤務しています。一つの良いチームとなり、患者さんの命を救うために、状況をしっかり把握し、正しい手順で仕事をするためにコミュニケーションスキルが必要です。チームで仕事するにあたって、スタッフみんなのコミュニケーションスキルを向上させる必要があると感じていました。私自身も、対人スキルを含む自分のスキルを改善したいと思い、今回ワークショップに参加しました。重要な内容を学べて昨年から続く一連のワークショップを通して、自分を変えることができたと思っています。

*特定非営利活動法人ジャパンハートホームページ https://www.japanheart.org/about/

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