2018年11月01日

安全な施設分娩の促進

ミャンマーでの安全な施設分娩に向けた環境整備の支援

グローバルヘルス

ミャンマーのパウッ郡は、降雨量が少なく水源に乏しい中央乾燥地帯と呼ばれるマグウェ地域に位置し、ミャンマー国内で貧困度が高い地域として知られています。保健衛生に関する指標も悪く、乳児死亡率は1,000人あたり89人と全管区・州で最も高くなっています1。中外製薬は2018年11月より、AMDA-MINDS (AMDA-Multisectoral and Integrated Development Services) 2との連携によって、この地域において安全な施設分娩をサポートする自立的な仕組みの構築を目指した支援活動に取り組んでいます。

この活動では妊産婦が緊急時に病院へアクセスできる体制を構築するため、住民と共同の搬送基金を各集落に設立しました。准助産師を対象とした再教育研修や、郡病院に初となる超音波診断装置の供与とそのトレーニング及びモニタリングを行うことで、妊婦の異常症状の早期発見・対処能力を強化しています。また、妊産婦以外にも緊急時の搬送を促進するため、住民への応急手当研修を行っています。

Shwe Pyi Thar集落の集落長、U Myint Win氏によるコメント
「これまでは病院での出産を希望する妊婦がいても、資金を用意できず断念したケースがいくつもありました。今後は、必要な時に基金から交通費を借りられるようになります。基金をきちんと運営していくため、無利子の搬送経費と有利子の融資とに分け、帳簿で管理する方法を皆で勉強しました。将来、資金を十分に増やすことができた際には、救急車を購入したいと考えています。」

地域住民の主体的参加と学習を支援することによって、プログラムは終了後も効果と学習を生み出すように設計されており、持続可能なソリューションを提供するという中外製薬のミッションに繋がると考えています。


*1  2014年国勢調査。ミャンマー連邦共和国の国平均は62人、東南アジア平均は27人(Unicef (2015), Levels & Trends in Child Mortality)
*2 岡山市に本拠を置くGlobal Healthに取組むNGO(https://www.amda-minds.org/

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