2021年03月31日

カンボジアの医療関係者を対象に、 二回目となるチーム医療ワークショップをオンラインで開催

  • 国際医療NGOジャパンハートと協働によるカンボジアにおける二回目のチーム医療ワークショップに、医療関係者17名が参加。COVID-19流行を鑑み、初めてオンラインで開催
  • 中外製薬の強みを活かした継続的な支援活動により、患者中心の高度で持続可能な医療の提供を目指し、引き続きグローバルヘルスへの貢献に努める

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、特定非営利活動法人ジャパンハート(以下、ジャパンハート)と共に、カンボジアの医療関係者を対象としたチーム医療推進ワークショップを開催しましたので、お知らせいたします。ワークショップの開催は昨年に続き二度目ですが、COVID-19の流行を鑑み、今回は初めて日本からのオンライン講義による開催となりました。

 飛躍的な経済成長の一方、カンボジアの保健・衛生事情は未だ発展途上であり、国民の医療・衛生に関する知識不足、保険制度の不備、医療設備の不足など、解決すべき課題が数多く残されています。とりわけ医療関係者の絶対数の不足は深刻であり、国民の質の高い医療へのアクセスを阻む大きな障害となっています。

 中外製薬は、医療のさまざまな担い手が目的と情報を共有し、互いに連携・補完したうえで医療を提供する「チーム医療」の日本国内での推進に長年携わってきました。この経験をもとに、限られた人的資源の連携を支援し、カンボジアにおける質の高い医療の実現に貢献すべく、現地の医療関係者を対象とするチーム医療のワークショップを昨年から開催しています。

 昨年の参加者からのフィードバックを踏まえ、今回は「効果的なフィードバックと傾聴」をテーマとしたセミナーを実施しました。2日にわたる日程のうち、初日は現地で働く日本人医療関係者を対象として日本語で、2日目はクメール人医療関係者を対象にクメール語の通訳を介して開催し、合わせて17名が参加しました。

 中外製薬 上席執行役員 渉外調査部、グローバルヘルスポリシー担当の河野 圭志は、「昨年はCOVID-19が広がり、渡航制限がかかる直前に、何とか現地を訪問してチーム医療推進ワークショップを対面形式で実施することができました。今年のフォローアップ研修はやむを得ずオンラインでの開催となりましたが、現地の病院の方々と講師の先生の多大なご協力により、無事実施することが出来ました。昨年の研修で医療の現場で働いている方々のコミュニケーションに関するニーズを詳しく勉強させていただいたので、今年の研修はより実践的ですぐに役立てることができる内容を盛り込むことができました。今後もひとつひとつ違う現場のニーズを第一に考え、医療の持続的向上に役立つ活動を続けていきたいと思います」と語っています。

 特定非営利活動法人ジャパンハート 理事長であり、小児科医の吉岡 春菜氏は、「この度はオンラインでのフォローアップ研修を実施いただきありがとうございます。 初回のワークショップ以後、小児がんで手術や集中治療を必要とするこどもの入院数が劇的に増加しており、スタッフ間で濃密なコミュニケーションを迫られる場面がたくさんありました。そのような中で、何に注意をしてコミュニケーションをとるべきか、相手への効果的なフィードバックと傾聴の大切さを感じ、大いに学ぶことができたのではないかと思います。皆さまから学んだスキルを今後も実践で生かし続け、患者さんによりよい医療を届けていきたいと思います」と語っています。

 中外製薬は、SDGs開発目標において、中外製薬のミッションに直結する「3 すべての人に健康と福祉を」を最重点目標とし、その実現に向けた取り組みに注力しています。また、本年2月に発表した新成長戦略「TOP I 2030」では、2030年トップイノベーター像の一つに「世界のロールモデル」を掲げ、事業活動を通じたESGの取り組みが評価され、社会課題解決をリードする企業として世界のロールモデルとなることを目指しています。

【チーム医療推進Liveワークショップ in カンボジア】

実施概要
日程:     2021年3月6日、13日
対象:     現地医療関係者(医師、看護師、その他医療スタッフ)
        ※クメール人スタッフ11名 日本人スタッフ6名
現地開催場所: ジャパンハートこども医療センター(カンボジア・カンダール州)
講義形式:   都内よりオンライン配信
目的:     コミュニケーション上の課題を解決するためのスキルを学習することにより、
        医療の質の向上につなげる

参加者のコメント

  • ジャパンハート 理事・医師・カンボジア病院事業責任者 神白 麻衣子氏
     この度の研修は、前回の実施から1年がたち、当時教えて頂いた内容の記憶が薄れ、モチベーションも落ち始めている時期だったので、フォローアップ研修を実施できたことで再度チームの一体感を得ることができ、リーダーのスタッフ一人一人の意識の向上にもつながりました。内容も実践的で大変有意義な研修となりました。また、今回はオンラインで実施することになり、特にカンボジア人スタッフは講師との間でカンボジア語通訳を挟む上に、長時間の研修で、参加人数も多く、最後まで集中して学ぶことができるか、いささか不安がありましたが、昨年カンボジアに実際にお越し頂き、既に当院スタッフとの関係が出来ていた講師の先生にフォローアップして頂けたおかげで、ほとんど違和感なく研修を受けることができました。当院でこのように海外からオンラインで研修を実施するのは初めての試みでしたが、今回スムーズに行えたことで、コロナ禍でも学びを深められることに可能性を感じました。 今後もここで勉強したことを活かして、更にコミュニケーションを重ね、より成熟したチームを作っていけたらと思います。
  • ジャパンハートこども医療センター 看護師 Soun Vichea(ソーン ビチア)氏
     まず感謝の気持ちを伝えたいです。今回のワークショップに参加させて頂けて嬉しかったです。特に私たちの病院では医師、看護師、助産師、薬剤師、事務職員といった様々な業種のスタッフが勤務しています。一つの良いチームとなり、患者さんの命を救うために、状況をしっかり把握し、正しい手順で仕事をするためにコミュニケーションスキルが必要です。チームで仕事するにあたって、スタッフみんなのコミュニケーションスキルを向上させる必要があると感じていました。私自身も、対人スキルを含む自分のスキルを改善したいと思い、今回ワークショップに参加しました。重要な内容を学べて昨年から続く一連のワークショップを通して、自分を変えることができたと思っています。

当日の様子

【参考資料】
 チーム医療推進ワークショップ in カンボジアを開催 ―患者中心の高度で持続可能な医療を提供するために ―(2020年3月13日発表プレスリリース)
 https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200313150000_956.html

グローバルヘルスにおける中外製薬の取り組み
 中外製薬では、グローバルヘルス分野における国際貢献を目的として、開発途上国における感染症の制圧を目指す公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund: Global Health Innovative Technology Fund)および、低・中所得国における非感染性疾患の対策について取り組むアクセス・アクセレレイテッド(英語のみ、AA: Access Accelerated)に参画しています。なお、グローバルヘルスに関する基本的な考え方については、以下のページをご参照ください。
 https://www.chugai-pharm.co.jp/sustainability/globalhealth/concept.html

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

  • 報道関係者の皆様
  • メディアリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0881
  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
  • 投資家の皆様
  • インベスターリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0554
  • mailto: ir@chugai-pharm.co.jp
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