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2019年02月06日

ロシュと共に、世界血友病連盟の人道支援プログラムに参画

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:小坂 達朗)は、ロシュ社が世界血友病連盟(WFH:World Federation of Hemophilia)による人道支援プログラムWFH Humanitarian Aid Programに参画することをお知らせいたします。本プログラムは、開発途上国における出血性疾患の患者さんに治療へのアクセス改善を図る画期的な取り組みであり、Hemlibra®の創製元である中外製薬は、ロシュ・グループのメンバーとして、本プログラムにロシュ社と共に参画いたします。

 WFHは国際的な非営利組織であり、世界140カ国の患者団体から構成されています。WFH Humanitarian Aid Programは、治療へのアクセスが極めて限定されている開発途上国における出血性疾患の患者さんに治療へのアクセス改善を図る取り組みです。

 本プログラムにおいて、ロシュ・グループは血友病Aの出血予防療法に用いるHemlibraの寄付、および薬剤が適切に使用されるための環境開発として、現地のインフラ構築、医療従事者が適切にHemlibraを使用できる環境を整えるための必要な設備の整備に向けた資金拠出を行います。

 今回の寄付は、5年間にわたり、開発途上国の血友病Aの方々1,000名に、Hemlibraによる出血予防療法を提供するものです。インヒビター保有例(全年齢)や、インヒビター非保有の小児など、ニーズの高い方を主な対象としています。開発途上国では、限られたリソースが緊急事態や重篤な出血への対応に割かれており、先進国における血友病Aの標準治療である出血予防療法へのアクセスは、極めて限られています1,2)。WFHの人道支援プログラムは、現在、約1,500名の血友病の方々に出血予防療法を提供しています。

 代表取締役社長 CEO の小坂 達朗は、「中外製薬は、革新的医薬品を核としたイノベーション創出を通じ、社会課題の解決に貢献し、社会とともに発展することを目指しています」と語るとともに「WFHの人道支援プログラムにより、当社のイノベーションであるHemlibraが、世界の血友病A治療において大きな役割を果たせることを大変嬉しく思っています。今後も、事業を通じて社会との共有価値を実現し、グローバルヘルスへの貢献を目指していきます」と述べています。

 世界では血友病の方の約70%が十分な治療を受けていないと推測されており3)、治療選択肢の限られるインヒビター保有例や小児の場合、特に高いアンメットメディカルニーズが存在しています。ロシュ・グループは、開発途上国における血友病Aの治療アクセスを確保することが重要であると考え、当プログラムへの参画を決定しました。

 中外製薬は、「革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献すること」をミッションとし、中期経営計画「IBI 21」において5つの戦略の中に、「Sustainable基盤強化」を掲げています。中外製薬の技術や知見が活用可能な、保健医療アクセスの向上によるグローバルヘルスへの貢献は、特に優先すべき重要課題(マテリアリティ)のひとつです。従来参画しているグローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)およびAccess Accelerated(アクセス・アクセレレイテッド)に加え、このたびのWFH Humanitarian Aid Programを通じ、世界の医療と人々の健康にさらに貢献できるものと強く確信しています。

【関連プレスリリース】

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)への参画について(2014年12月24日プレスリリース)

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/cont_file_dl.php?f=141224jGHIT.pdf&src=[%0],[%1]&rep=2,276

低所得国および低中所得国における非感染性疾患増加の対策に向けたグローバルイニシアティブへの参画について (2017年1月18日プレスリリース)

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20170118140000_139.html

革新的な医薬品とサービスの提供を通じて、社会と共に発展を目指す新ミッションステートメント・新中期経営計画「IBI 21」発表(2019年1月31日プレスリリース

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20190131170002_813.html

上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

【出典】

1) Poon MC and Lee A. Individualized prophylaxis for optimizing hemophilia care: can we apply this to both developed and developing nations? Thrombosis Journal. 2016; 14:32.

2) De Kleijn P et al. Differences between developed and developing countries in paediatric care in haemophilia. Haemophilia. 2012;18:94-100.

3) First-year results of an expanded humanitarian aid programme for haemophilia in resource-constrained countries, Haemophilia. 2018 Mar;24(2):229-235https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29537123.(2019年2月5日時点)

以上

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