中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2025年03月10日

  • 経営・財務

中外製薬、創業100周年を迎えて

~私たちだからこそ生み出せるイノベーションで、世界の患者さんへ貢献し続ける~

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、本日、創業100周年を迎えました。これまで当社を支え、応援してくださったステークホルダーの皆さまに、心より感謝を申し上げます。当社にとってこれまでの100年は挑戦の連続であり、挑戦から生まれた革新とともに進化を続けてきました。これからも独自の技術とサイエンスで、大胆かつ誠実に挑戦し、世界の医療と人々の健康に貢献してまいります。

 1923年に発生した関東大震災の惨状を目の当たりにした上野 十藏が「世の中の役に立つくすりをつくる」という使命感を抱き、1925年に当社を創業しました。海外の良質な医薬品を日本中に広めるとともに、やがては日本で創製した医薬品を海外に届けたい。その想いが、社名の「中外」に込められています。創業当時、32歳であった上野 十藏は、志を同じくする7名の社員とともに挑戦をスタート。創業の想いは世代を超えて受け継がれ、100年後、中外製薬グループの社員は7,778名となりました(2024年末時点)。

 2002年には、イノベーションへの集中を加速させるため、世界的なヘルスケア企業であるスイス・ロシュ社との戦略的アライアンスを開始。ロシュ社との協働を通じ、中外製薬が創製した革新的な医薬品を世界中の患者さんにお届けしています。関節リウマチに加えて重症COVID-19肺炎に対する国産初の抗体医薬品アクテムラ® *1、ALK陽性非小細胞肺がんの治療薬であるアレセンサ® *2、血友病A治療の新たな選択肢となったヘムライブラ® *3をはじめ、当社は過去20年で6つの革新的な医薬品を自社創製し、世界110カ国以上、延べ440万人以上の患者さんにお届けしてきました。研究開発から製造、販売に至るまで世界中のパートナーの協力を頂きながら、当社の新薬を国内外に届けています。

 当社は今後も引き続き、「革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献します」というミッション実現へ向けて、独自の技術とサイエンスを磨き続け、イノベーションを追求していきます。

中外製薬 100年の歩み

 代表取締役社長 CEOの奥田 修は、以下のように語っています。
「世の中の役に立つくすりをつくる、という創業の想いを脈々と受け継ぎ、100年にわたり、患者さんに革新的な医薬品やソリューションをお届けしてまいりました。これまで当社を支え、応援してくださったステークホルダーの皆さまに、心より感謝を申し上げます。
 当社の100年は挑戦の連続でした。1970年代の自社独自の新薬開発への挑戦を皮切りに、低分子・バイオ医薬・抗体創薬へと挑戦を続け、ロシュ社との戦略的アライアンスを契機に創薬技術開発のさらなる加速を遂げました。そして今まさに、これまでの薬では到達できない病気の関連分子を標的とする、中分子創薬への挑戦が始まっています。未踏の地への挑戦です。
 今後も世界の医療と人々の健康へ貢献するために、同じ想いを共有する世界中のステークホルダーとの共創により新しい価値を生み出すことが重要です。そしてイノベーションの源泉は「やっぱり、ひと」。患者さんのために、また社会課題の解決に向けて、自分が何をすべきか主体的に考え、真摯に取り組む社員を、当社は惜しみなく全面的にサポートいたします。100周年の象徴的な取り組みとして、社員一人ひとりが想いをカタチにする「My Action宣言」を作成し、全社員と共有します。社員同士の想いが重なった取り組みは会社が実行を支援します。
 世界中の命を輝かせるために、私たちらしく、まっすぐに、大胆に。『創造で、想像を超える。』というスローガンのもと、中外製薬グループ一同、引き続き邁進してまいります。ぜひご期待ください。」


創業100周年に関する当社の取り組み
 創業100周年を迎えるにあたり、当社は100周年記念プロジェクトを展開します。これまでの当社の活動に対する多大なご支援への感謝をステークホルダーの皆様へお伝えすると共に、創業の精神を引き継ぎ、挑戦してきた当社の歴史を理解し、社員一人ひとりが次の100年に向けた想いを形にして共有し、行動に移すことで、未来につなげていきます。

感謝:
【社員・ご家族向け】

  • 社員のご家族・パートナーを会社に招いて感謝を伝えるイベント「CHUGAI DAY」
    全社員とそのご家族・パートナーを対象に、国内外の主要な事業所にて実施

社会向け】

  • 100周年記念式典の開催
  • 社会貢献活動のパートナー団体との協働企画を実行

理解:
【社員向け】創業の想いを知り、受け継ぐ

  • 社史の発行
    当社の歴史を社員と共有し、大切にしてきた想い・DNAを伝承する
  • ステークホルダーと当社社長によるパネルディスカッション
    ヘルスケア領域の最前線で活躍するパイオニアの方々の“患者さんへの想いと情熱”を共有し、患者さん中心の医療の未来を考える

社会向け】中外製薬をより理解いただく

  • コーポレートウェブサイトのリニューアル
    当社の強み・特徴の訴求、イノベーションを体現するビジュアル・デザインに刷新
    - イノベーションに挑戦する社員や取り組みを理解いただくための新コンテンツ「イノベーション」「ストーリー」の追加
    - 歴史を振り返り未来への展望を発信する「中外製薬 創業100周年サイト」を公開
  • 中外ブランドのさらなる進化
    新たにVisual identityを定めるともに、企業ロゴ調整し視認性を向上

未来:
【社員向け】社会との共有価値創造の未来を描く

  • 社員が想いをカタチにする「My Action宣言」
    社員、中外の歴史と自身の歴史を重ね、そこに達成したい未来への想いを綴った一人ひとりのオリジナルムービーを作成。そこに描かれた未来への想いをMy Action宣言として全社員と共有。社員同士の想いの実現を会社が支援する

【社会向け】

  • 社員による新たな社会貢献活動の提案および実行

取り組みの詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。

創業100周年特設ウェブページ
https://www.chugai-pharm.co.jp/100th/

社員や取り組みを理解いただくための新コンテンツ
イノベーション:https://www.chugai-pharm.co.jp/innovation/
ストーリー:https://www.chugai-pharm.co.jp/story/


上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。

*1 アクテムラの効能又は効果:「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」「SARS-CoV-2による肺炎(ただし、酸素投与を要する患者に限る)」(一部抜粋)
*2 アレセンサの効能又は効果: 「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」「ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法」(一部抜粋)
*3 ヘムライブラの効能又は効果:「先天性血友病A(先天性血液凝固第Ⅷ因子欠乏)患者における出血傾向の抑制」「後天性血友病A患者における出血傾向の抑制」

中外製薬 100年間を象徴する写真

左 : 中外製薬の創業者 上野 十藏
中央: 1935年当時の中外新薬商会(当社創業時の社名)池袋本社事務所
右 : 1950年代に当社の成長を支えた「グロンサン」の宣伝カー

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

  • 報道関係者の皆様
  • メディアリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0881
  • mailto: pr@chugai-pharm.co.jp
  • 投資家の皆様
  • インベスターリレーションズグループ
  • Tel:03-3273-0554
  • mailto: ir@chugai-pharm.co.jp