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2024年12月24日
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ロシュ社、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫に対してLunsumioが持続的な寛解を示す4年データを発表
News Summary
本資料は、中外製薬と戦略的アライアンスを締結しているエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社が12月10日(バーゼル発)に発表したプレスリリースの一部を和訳・編集し、参考資料として配布するものです。正式言語が英語のため、表現や内容は英文が優先されることにご留意ください。
原文は、https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2024-12-10をご覧ください。
ロシュ社は12月10日、CD20/CD3に対するT細胞誘導バイスペシフィック抗体に関する新規および更新データを、12月7日~10日に開催された第66回米国血液学会(ASH:American Society of Hematology)年次総会および展示会で発表しました。
再発又は難治性(R/R)の濾胞性リンパ腫(FL)の患者さんを対象としたLunsumio®の主要な第II相臨床試験(GO29781*)の4年データは、長期にわたる寛解を示し、完全奏効(CR:complete response)を達成した患者さんの64.0%(95%信頼区間:50.1-78.0%)が45カ月時点で生存し1、病勢進行が見られませんでした。全集団における全奏効率(ORR:overall response rate)およびCR率は、それぞれ77.8%および60.0%でした。一般的に治療が困難とされる、初回治療から24カ月以内に病勢進行歴がある患者さんでも同様の結果が見られました1。主な副作用は感染症であり、前回の解析以降2、新たな安全性シグナルは観察されませんでした1。
Lunsumio(モスネツズマブ)について
Lunsumioは、T細胞上のCD3とB細胞上のCD20を標的とするように設計された、CD20/CD3に対するT細胞誘導バイスペシフィック抗体です。この二重特異性により、患者さんの既存のT細胞を活性化してB細胞を標的として認識させ、細胞傷害性タンパク質を放出することでB細胞を排除することで、抗腫瘍効果をもたらすことが期待されます。
*訳注:過去に少なくとも2つの標準治療を受けたことのある再発又は難治性の濾胞性リンパ腫の患者さんを対象とした海外第II相臨床試験(n=90)です。日本からの参加はありません。
上記本文中に記載された製品名は、法律により保護されています。
出典:
- Shadman M, et al. Mosunetuzumab Continues to Demonstrate Clinically Meaningful Outcomes in Patients with Relapsed and/or Refractory Follicular Lymphoma after ≥2 Prior Therapies Including Those with a History of POD24: 4-Year Follow-up of a Pivotal Phase II Study. Presented at: ASH Annual Meeting and Exposition; 2024 Dec 7-10; San Diego, CA, USA. Abstract #4407.
- Sehn LH, et al. Long-term 3-year follow-up of mosunetuzumab in relapsed or refractory follicular lymphoma after ≥2 prior therapies. Blood. Published online October 24, 2024. doi:10.1182/blood.2024025454
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