当社は、本日開催した取締役会において、中外製薬株式会社（本社：東京、代表取締役社長 CEO：奥田 修）とロシュ・ホールディング社（本社：スイス・バーゼル、CEO：セヴリン・シュヴァン）との戦略的アライアンスに関する基本契約（以下、アライアンス基本契約）の一部改定を決議し、本日付けで締結・発効いたしましたのでお知らせいたします。

　当社は、ロシュ社が株式の過半数を保有する連結決算の対象会社でありますが、独立した上場企業として、すべての意思決定をセルフ・ガバナンスの原則に基づいて行っています。当社株式売買に関しては、両社間において統合後10年以降（2012年10月1日以降）、当社の東京証券取引所市場第一部への上場を維持する取り決めを行っておりました。

　東京証券取引所における市場区分見直しに伴い、2022年4月4日より運用が開始されたプライム市場における上場基準が新たに設定されたことから、同契約における従来からの基本精神を継承しつつ、現状を踏まえて必要な改定を行いました。

　アライアンス基本契約の主な改定は以下の通りです。

• ロシュ社は、中外製薬の東京証券取引所プライム市場^※1への上場を維持することに協力する。
• 中外製薬が株式等を発行する場合、ロシュ社は、現在および将来時点における^※2中外製薬の株式保有比率を維持するため、第三者と同等の価格および条件でその株式等を取得することができる権利（優先引受権）を有する。

• ※1：「市場第一部」から改定
• ※2：「50.1％の」から改定

　当社は、ロシュ社とのWIN-WINの戦略的アライアンスのもと、東京証券取引所プライム市場の上場企業として、世界のヘルスケア産業のトップイノベーターを目指し、成長戦略「TOP I 2030」を推進してまいります。なお、本件が当社の2022年12月期連結業績に与える影響はありません。