中外製薬のニュースリリースは、当社関連の最新情報をステークホルダーの皆様にお伝えするために実施しています。医療用医薬品や開発品の情報を含む場合がありますが、報道関係者や株主・投資家の皆さまへの情報提供を目的としたものであり、これらはプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。

2022年07月15日

  • 医薬品
  • 研究開発

骨粗鬆症治療剤「エディロール」、中国での発売のお知らせ

  • 中外製薬創製の閉経後骨粗鬆症治療剤エディロール(中国語名:艾地罗®)を中国で新発売
  • 日本では骨粗鬆症治療のベース薬として使用され、これまでに1,000万人以上が使用
  • ロシュ中国との協働により、日健中外製薬有限公司とロシュ中国と二社で情報提供活動を展開し、中国における骨粗鬆症治療への貢献を目指す

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修)は、中華人民共和国に有する100%子会社の日健中外製薬有限公司(本社:泰州市、董事長:幸松 邦彦)が、中外製薬の創製した活性型ビタミンD3誘導体「エディロール®」(一般名:エルデカルシトール、中国語名:艾地罗®)について、「閉経後骨粗鬆症」を適応症とし、本日、同国で発売したことをお知らせいたします。本剤は、同国の国家薬品監督管理局(NMPA)より、2020年12月に承認を取得しています。

 代表取締役社長 CEOの奥田 修は、「中外製薬が創製した骨粗鬆症治療剤エディロールを、新たに中国で発売できることを大変嬉しく思います。エディロールは日本で長年にわたり骨粗鬆症治療のベース薬として位置づけられ、これまでに1,000万人以上の患者さんの治療に貢献してきました」と述べるとともに、「骨粗鬆症の患者さんが健康的に生活するには、骨折の予防が重要です。中外製薬の中国ビジネスの推進を担う日健中外製薬有限公司が、ロシュ中国と協働して情報提供活動を展開し、エディロールを通じ同国の骨粗鬆症治療に貢献してまいります」と語っています。

 中国における骨粗鬆症の推定患者数は2014年に約8,000万人であり1)、このうち治療を受けている人は1/4未満です2)。骨粗鬆症の治療目的は骨折を予防し、患者さんのQOLの維持・改善を図ることです。このため、医療現場では骨量を増やし、骨折の発生を抑制する薬剤が求められています。

エディロール(中国語名:艾地罗®)について
 エディロールは、中外製薬が創製した活性型ビタミンD3誘導体であり、カルシウム代謝および骨代謝改善作用を有する薬剤です。日本では、2011年4月より骨粗鬆症を適応症として販売を開始しました。国内の「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」において、活性型ビタミンD3製剤として骨密度上昇、椎体骨折抑制についての有効性の評価グレードでAを獲得しています3)

エディロール

上記本文中に記載された薬剤名は、法律により保護されています。

出典:

  1. Hebei Medical Journal, 2014, Vol 36 Dec No.24
  2. 原发性骨质疏松症诊疗指南,中华医学会骨质疏松和骨矿盐疾病分会,《中华骨质疏松和骨矿盐疾病杂志》, 2017, 20(5):413-443.
  3. 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版

以上

本件に関するお問い合わせ先:
中外製薬株式会社 広報IR部

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